俺たちの会社は部活動の延長でもあるが将来はそれでは終わりたくないし終わらせられない
さて、株式会社の設立もできたことで西千葉駅前のオフィスビルの一角に会社の事業所として部屋を借りることになったわけだが、基本的に法人契約は個人契約と比べて、信用度が高く審査が通りやすいとはいえ、そんなに実績がない俺たちが物件を借りられたのは、学園の理事長が手をまわしてくれていたのが大きいらしい。
「必要書類を揃えて、敷金礼金に前家賃一年分を現金で支払うと言ったら喜んで契約してくださいましたわ」
と会長が言ってるので金の力もあるんだろうけど、長年学校経営をしていて順調に生徒数を増やし学部も新設しているこの学校法人の信用っていうのも当然あっただろうな。
「でも初期費用は結構な金額になっただろ?」
「結構な額と言ったところで10億円あれば余裕ですがなにか問題でも?」
「アア、イヤソウデスネ」
金があればできることが増えるってマジだよな。
とは言え10億という金額が日本の雇用の根幹に関わり得るような金かと言うとまだまだそんなことはない。
落ち物パズルの方でも収益が入ってくるはずとは言え、例えば企業買収をしようとすれば規模にもよるけど1000億円とかはかかるのも普通だしな。
そして将来的に買収したいターゲットとして俺が狙ってるのは日の丸テレコム株式会社。
国鉄系の新電電として1984年に設立されたこの会社は、その後に吸収合併した電鉄通信株式会社の鉄道電話事業やアスニテルというPHS、デジモノツーカーというガラケーの販売もやっていて、OONというプロバイダ事業もやっている。外資に買収されたあとで、やわらか銀行に最終的には吸収合併されてるが、PHSやガラケーの全国販売をすれば当然雇用は莫大な数が見込めるだろうし、プロバイダ事業を自分でできるようになれば電気工事などが必要になるはずだから、その雇用も日本全国に及ぶはずなんだが、日の丸テレコム株式会社が幹線鉄道沿いに光ファイバーケーブルを張り巡らせることを進めているはずなので、比較的にネットワークの構築が早かったはずなのだ。
贅沢を言うなら同じくPHSやガラケーでシェアのあるDDTセルラーグループも買収したいが、そんなことをしようとしても金がなきゃどうにもならないしな。
ゲームや出版関係だけでは多数の雇用を作るのは難しいが金を稼ぐには絶対的に必要で、それはそれで発展を考えなければいけないが、プロバイダに関して言えば、オンラインのパソコンネットゲームにも大きな影響があるだろうからそちらにも手を回しておきたいし、MTCのようなTCGもつくっておきたいし、ゲーム系SNSを作ってソシャゲにも参入しておきたいが、最終的にはスマホを早めに開発し、それに関しての特許をとっておきたい。
最終的にはスマホが携帯通信機器のスタンダードになるのはおそらく変わらないだろうからな。
あとはやわらか銀行がやったように検索サイトのイヤッフージャパンを作ってその経営権も握っておきたいところだ。
インターネットが重要になると検索サイト自体が重要性もでかくなるしSOEがどうとか考える必要もなくなるだろうしな。
それくらいまでやればおそらく雇用人数の関係から日本の経済そのものにもかなりの影響力は保つことができるようになると思うんだよな。
薄給が問題になっていた保育、介護やアニメーターなどの分野に関しても手を出していきたいともおもうが、これらは稼ぐためにやるというよりも、結婚生活ができる仕事環境を作り出して多くの人間がよりよい生活をできるようにするために事業を分けて考えていくべきなんだろう。
まあ今のところは捕らぬ狸の皮算用以外の何物でもないが、その上で学校運営とか国内の観光業界をもり立てたりもしたいし、谷津遊園地の跡地に舞浜や大阪のアミューズメントパークに負けないような遊園地と宿泊施設などを複合した施設も作りたいと思うんだけど。




