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そろそろ日本の外交音痴やスパイ天国はなんとかしないといけない

 11月29日 - 大韓航空機爆破事件発生


 さて、”前”に起きた大韓航空機爆破事件は大韓航空の大韓航空858便のパオーイング707-320Bが、偽造された日本国旅券(パスポート)を使い日本人に成り済ました、北朝鮮の工作員によって、タイ近辺のインド洋のアンダマン海上空で飛行中に爆破され、乗客・乗員115人全員が、行方不明となった後に12月19日に全員死亡と認定されることとなったテロ事件だが、日本経済と関係ない事ゆえか、今回もそのまま起きている。


 大韓航空機事件というと昭和53年(1978年)の「大韓航空機銃撃事件」や昭和58年(1983年)の「大韓航空機撃墜事件」等があるが、こちら2つはソ連の領空に入り込んだ旅客機が攻撃を受けたもので、事件として性質は大きく違う。


 大韓航空858便からの定時報告交信が途絶え、レーダーサイトのモニターにも機影は無く、タイ領空に入ると予想された時刻に、航空管制当局とのコンタクトが無い事態から、858便の異常発生が発覚した。


 そして大韓航空機の捜索には、ビルマとタイの両政府当局が当たったのだが、このころはまだ人工衛星の測位システムや当時のアンダマン海近辺の航空レーダーサイトの整備が貧弱であったことで、迅速に事故発生地点を把握することが出来なかった。


 さらに墜落地点と推定された場所は、反政府勢力が支配する紛争地帯であったためビルマとタイによる十分な捜索活動は行えなかった。


 しかしその後の12月10日になってアンダマン海から事故機の機体と思われる残骸などが、海上や海岸の漂着物などで次々発見されるにいたり、洋上の遭難が確実視された。


 だが、墜落地点の特定は、外交関係の問題もあって1990年まで持ち越され、ビルマ国内紛争地帯沿岸に近い海域であることからも、捜索は十分には行われなかった。


 なお、空中分解の原因は事故機となったパオーイング707-320Bの欠陥が原因と見られていたこともあり、ブラックマンデーに加えてさらなる信頼低下による株価の低下に悩むことになるのだが、実際には爆破テロであったことが後に判明することになり多少は持ち直すことになる。


 この爆破事件の直前に、バグダードで搭乗して経由地のアブダビ空港で降機した乗客は15人いたが、その中に日本人名義のパスポートを持つ男女各1名がいた。


 この2名は、日本の旅券を持っており、30日午後にバーレーンのバーレーン国際空港にガルフ航空機で移動し、同国のマナーマのホテルに宿泊していた。韓国当局も搭乗名簿から、この「日本国旅券」を持つ2人の男女が事件に関与したと疑っており、当地の韓国大使館代理大使がその日の夜に接触した。


 この事件直前の今年昭和62年(1987年)11月21日に、東京で警察に偽造旅券を所持していたため逮捕された日本赤軍メンバーは、翌年に迫ったソウルオリンピックの妨害工作をするために、ソウル特別市行きを計画していたことが明らかになっており、中東を本拠地とする日本赤軍の事件への関与が疑われていたため、早い時点で2人をマークしていたのだな。


 そして在バーレーン日本大使館が入国記録を調べたところ、航空券の英文の「姓」が抜けていたが、日本では男女問わず姓を名乗る事が法律で定められているため違和感を覚え、女の旅券番号を日本国外務省に照会したところ、徳島市在住の実在する男性に交付されたパスポートと同一であることが判明し、それが偽造であると確認した。


 そして、男女2名は、バーレーンの空港でローマ行きの飛行機に乗り換えようとしていたところを、日本大使館員がバーレーンの警察官とともに駆け付け、出国するのを押し留め、警察官に引き渡した。


 そして空港内で事情聴取しようとした時、男は煙草を吸うふりをして、その場であらかじめ用意していたカプセル入り薬物で服毒自殺し、女も自殺を図ったが、バーレーンの警察官が飛びかかり、直ちに吐き出させた為気を失って倒れただけに留まった。


 自殺した男が所持していたパスポートの名義の男性は東京都在住の実在する人物であったが、彼のパスポートは東京にあった。


 しかし、彼はある男の全額費用持ちでフィリピンのマニラとタイのバンコクに昭和58年(1983年)秋に旅行し、その翌年に、パスポートと実印を1か月ほど貸していたことからその際に偽造されたと思われる。


 このあたりはかなり甘かったのも事実なんだよな。


 で、なぜこういった事件を起こしたかといえば、来年開催に迫っていたソウルオリンピックの韓国単独開催と参加申請妨害のため大韓航空機を爆破せよとの指令に従ってテロ行為に及んだものだとされる。


 具体的には北朝鮮の同盟国であった東側社会主義諸国にオリンピックをボイコットさせる動機のひとつにしようというものであったようだがテロの実行犯がハンガリーに北朝鮮パスポートで入国し、そこから日本の偽造パスポートで出国したことから、ハンガリー当局は北朝鮮による謀略があったと判断し、当時の東側陣営の盟主であったソ連へ報告したため、東側社会主義国全体からも「卑劣なテロ国家」として認識されるようになった。


 そのためそれまでは、ソウルオリンピック参加を曖昧にしていた、ソビエト社会主義共和国連邦および中華人民共和国は正式に参加を表明することになり、他の東欧諸国も追随し参加を表明したことで北朝鮮の目論見は完全に裏目にでた。


 この頃は東西冷戦も事実上終わりが見えていた時期であり、ソ連は1990年に、中華人民共和国は1992年に北朝鮮の激しい抗議を無視し、韓国との国交を樹立してもいる。


 事件後に当事国のみならず世界各国により北朝鮮への非難が巻き起こったものの、北朝鮮が意図した「韓国の信頼低下」という現象は起こらず、翌1988年には殆どの東側諸国や非同盟中立諸国も参加する形でソウルオリンピックが開催された。またテロ事件は日本人や韓国人、レバノン人などに対する拉致問題やラングーン事件に並んで北朝鮮による国家犯罪の典型として一般的に認識され、北朝鮮は逆に世界中から非難や信頼低下を招き、国際的に孤立することになった。


 ただし西側の国々は北朝鮮が孤立していると見ていたが、実際にはアフリカや中東の国々と強固な外交、経済、軍事の関係を維持していたりもするし、完全に国交を断絶している国は僅かであったりするが。


 しかし、日本も北朝鮮のことを笑っていられない。


 1980年代後半には「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と経済的勝利に酔いしれたのもつかの間、東西冷戦が終わったことで日本はアメリカの経済上の敵とされてジャパンバッシングが加速。


 バブル崩壊と関税の引き下げ、非関税障壁などの日本市場のアメリカなど諸外国への開放が要求され日本経済はどんどん衰退していくことになる。


 日本は経済的敗戦という「第二の敗戦」からその後立ち直ることはなかった。


 そして日本の「第三の敗戦」は2000年ころの新自由主義のグローバル経済こそが正しいという理屈のもとに、派遣法が大きく改悪され、リストラが横行し、人が「使い捨て」にされる社会に日本が陥ったことだ。


「痛みに耐えれば、明日の日本はよくなる」どころか、「恋愛も結婚も贅沢」と言う若者が増えて非婚による少子化が加速するばかりだ。


 だからこそ、ただアメリカに追従すればいい、アメリカ様の奴隷でいればいいという財界のやり方は改めなければならないし、それを支援しているCAIスパイである読買グループの幹部連中もどうにかしなければならないだろう。


 北朝鮮は中国ソロシア米国のいずれにも従属しているわけでもなく、かと言って決定的な対立も作らず、なおかつ面倒な事を言い出して他国を困惑させ、主導権を取り続けてきているのは事実だ。


 イギリスもブリカスだの何だの言われているが、少なくとも外交の上手さにおいてはその他のヨーロッパ諸国に比べても図抜けていると思う。


 日本にもそう言ったしたたかな外交術が今後は必要とされるのではないだろうか。

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― 新着の感想 ―
[一言] >天下り 報道されるのは酷い事例ばかりですので印象悪いですけど、中にはちゃんと仕事した人もいるんですけどね。 航空機用の炭素繊維素材の基礎研究も天下りした人が関わっていたりします。 日本…
[良い点] 大韓航空機爆破事件が起きてしまいましたか。 某朝鮮がテロリスト国家だと世界に知らしめた 事件ですよね。 この世界の日本は前田くんと伊邪那美様が大掃除をしたので かなり日本は良くなっています…
[一言] 外務省が無能なのは200年も鎖国して明治から何も変わってないですね。教育と並んで日本人には厳しく外国人には優しくと未だに海外礼賛、或いは海外コンプレックスの塊ですから。 在日勢力、及び売国…
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