間接税の導入は全反対ではないが結局、導入の目的は官僚の天下り先の優遇のためだからつぶすぜ
11月26日 - 内閣は新型間接税導入を翌年秋に実現することを決意。
さて、日本経済は今の所、急激なバブルには陥ってはいない。
しかし、大蔵省は大型間接税の導入に積極的だ。
元はというと 昭和25年(1950年)には付加価値税の創設が計画されたが実施されずにいた。
その後 昭和54年(1979年)1月に、一般消費税の80年度からの導入準備を閣議決定すると、野党はこぞって反対し、さらに小売業者や消費者団体の反発を受け、自由民権党内でも慎重論が台頭。
同年10月の衆院選の直前に、日本鉄道建設公団のカラ出張問題など政府機関の大規模な不正経理問題も明らかになったことで、各方面から集中砲火を浴びた首相は選挙戦のさなか、増税を断念。
次は1986年7月の衆参同日選の前、記者会見で「多段階、普遍的、網羅的で投網をかけるような大型間接税はとらない」と発言したが、同日選で圧勝した後に売上税導入を打ち出し、猛反発を浴び、今年1987年3月の参院岩手補選で自由民権党候補が売上税反対を掲げた社会党候補に敗北し、4月の統一地方選でも自由民権党退潮が鮮明になり、売上税法案は廃案に。
それでも懲りずに自由民権党は消費税を導入をもくろみ、1989年4月に消費税は導入される。
そしてその後日本経済の消費低迷の一因として、消費税はボディブローのようにダメージをあたえていくことになる。
そして自由民権党はなぜ消費税を導入しようとするのかといえば大蔵省、のちは財務省のキャリア官僚や財界幹部の意向によるものだ。
実際には日本社会主義化党の連立政権なども、結局は増税を提案しているしな。
で、なんで大蔵省はそんなに消費税を導入し税率を上げたがっているかといえば、要は天下り先の大企業の法人税を下げて自分たちがいい暮らしをしたいからだ。
むろん一般消費税導入以前に、奢侈品・贅沢品とみなされるものについて、個別消費税の一種である物品税が課されていたのだが、その対象となる物品の範囲、税率、指定のタイミングなどをめぐって企業側から不公平感が指摘されることもあったりするのも問題とはされていた。
しかし、物品税は贅沢品を中心に課税され、食品などの生活必需品は課税されなかったことから富の再分配にかなう利点が存在したし本来であれば食料品や育児に必要なおむつなどの生活必需品には掛けるべきではないはずだ。
で、まあ、大企業を中心とした財界と癒着している大蔵省のキャリア官僚にとっては、消費税は実利がある。
消費税が導入されると所得税や法人税を減税できるからな。
キャリア官僚のほとんどは、財閥系企業や半官半民のJAL、銀行、金融機関等々の役員におさまるが、さらに彼らは数社から「非常勤役員」の椅子を用意されるので、ほとんど仕事もせずに濡れ手に粟で大金を手にすることができる。
キャリア官僚や、事務次官、国税庁長官経験者らは生涯で8億~10億円を稼げるとも言われている。
だから俺はそういった連中や会社の実名を出して、料亭や高級ホテルレストラン、風俗などでの接待も行われていることを新聞とテレビで報道し、彼等がなぜ必死になって消費税を導入しようとするのかの理由を全国民に知らせることにした。
そうしたら国民の反応はすごい怒りだった。
まあ、自分たちが必死に働いてもとても届くはずの無い金額である8億~10億円を濡れ手で粟で稼いでいるとなれば当然だ。
そして消費税を導入しようとした自由民権党政治家に対して世間の目は非常に冷たく厳しくなった。
そして官僚の天下りというのは、昔から問題になっていたことであり、何度も国会等で改善策が施されていたが、まだ改善されていない事に対しての批判が大きく高まることになった。
・・・
その頃冥界の伊邪那美は前田健二に対して強い悪意を持つものの存在を感知した。
「ふむ、あのものらに対して強い害意を感じるな。
どうやら日本の中枢に巣食うダニどもが私の忠実なしもべを害しようとしているようだが、そうはさせぬ」
唐突にキャリア官僚や財界人とそれにつながりがあるやくざたちの足元に漆黒の闇を思わせる、どこまでも底が見えない穴が空くと、彼らはその穴へと転落し、その穴の存在が消える。
「なななんだ、いったいどういうことだ、ここはどこだ?」
「こ、ここは?」
「いったいどこだよ?」
彼らが気がつくと女性らしい姿をしているが、全身に蛆がたかり、頭・胸・腹・陰部そして両腕と両足に蒼白い蛇をまとった、とても強力ななんらかの存在の目の前であった。
「正真正銘のあの世の冥界よ」
「うぎゃー! ば、ば、化物だ!」
「ふん、どちらが化物だ。
他人の血を啜ることで欲望を満たしてきた者共の言うことか。
だが、私が力を与えたものに手を出そうとした以上はただではすまぬと思うがいい。
今より地獄のツアーを十分楽しんでいくことになるのだからな」
伊邪那美はヒョイッと彼等を地獄へ投げ落とした。
彼等は餓鬼地獄におとされた。
そこには骸骨のように手や足、顔が痩せ細り、おなかだけがポコッと出ている姿の人が大勢いる。
空腹を満たすために岩山を這い上がり、やっと見つけたおいしそうな食べ物を口に入れた瞬間それはドロドロに溶けた金に変わったり、喉の渇きを我慢しながら砂漠を這い回り、やっとオアシスにたどり着いて水をガバガバッと飲もうとすると、その水が沸騰した水銀に変わったりし、彼らは飢えを満たすことも渇きをいやすこともできずに苦しみにさいなまれた。
さらに、飢えに耐えられなくなるとお互いで共食いをすることになるが、食われた方はやはり金や水銀に変わったあとで、もう一度再生することになる。
「も、もういっそ、殺してくれ」
「もうやめてくれぇ」
「ああ、ダメダメ、本当は宇宙が終わるまでここで己の所業を悔いながら苦しむのよ」
「そ、そんな」
「も、もう二度としません、お願いします」
「いやだめだ、そしてお前たちの家族なども全て、一緒にここへ落としてやろう。
そうすれば寂しくはあるまい」
・・・
その後、天下りをしていたキャリア官僚や、それと癒着していた財界幹部、やくざなどが神隠しに会い、さらにその家族も姿を消した。
やがてかれらの相続人も、特別縁故者も姿を消し、最終的には遺された遺産は国に帰属されることになったが、その金額は軽く100億円を超えていたという。
そしてその後、天下りをしたものと、その会社の幹部などがどんどん神隠しにあって姿を消していったが、それについては”名前を言ってはいけないあの人”という扱いになっていった。
そして官僚の天下りはすべて禁止になったが、そのころには天下りを望む者はいなくなっていたという。




