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日本はこれ以上第二次産業にこだわりすぎるのは危険だろう

 さて、俺がゲーム制作をメインにしているのは、そもそも重電や弱電の製造業やエネルギー関係の業種などにはすでに新たに入り込むことがほぼ不可能な状態にあるからではあるが、白物家電や自動車の国内市場はすでに飽和状態に近く、製造業に関してはそろそろ頭打ちに成るのは目に見えているからでもある。


 まあ簡単に言えば製造業の国内需要に関して言えばこれからは減る一方だということだ


 これは単純にもはや若年人口の増加は望めず白物家電や乗用車はほぼ全世帯に行き渡っているため、今後は買い替え需要に移行していくため、作れば売れるという状況ではなく成るからだけどな。


 無論デジタルカメラや携帯電話、ドライヤーやヘアアイロンなどの美容家電のようにこれからまだ伸びるものもあるけど家電の全体的な市場規模は縮小していくことになるだろう。


 まあ、そっちより厳しいのは百貨店業界で”前”では1992年の12兆円をピークに、25年後の2017年には約半分の6兆円にまで縮小していたが、この最大の原因は百貨店の最大の売り場面積をもつ「衣服が売れなくなった」からで、駅ビルや郊外型大型ショッピングセンターやアウトレットモールなどの台頭に加えて、安価なウニクロやしもむらなども出てきたということもあるだろう。


 そして、首都圏の売れるお店には商品が集まるが、地方などは売れないから商品が入らない、入らないから売れない、売れないから人が余計に入らないという悪循環に陥ってデパートは地方からドンドン潰れていくことになったわけだが。


 家電のテレビも地デジによる買い替え需要で一気に上がったと思ったら一気に下がってむしろ地獄を見たメーカーの方が多いが、白物家電も国内市場は90年代から2010年代にかけては半減している。


 まあ一番ひどいのは”CDが売れない”音楽業界と”円盤が売れない”映像業界だとは思うけどな。


 ゲーム業界もコピーが簡単にできるという意味で音楽や映像と同様になる可能性もあったが、ソーシャルゲームの台頭でただ単にデータをコピーしても意味がなくなったことが強かったのだと思う。


 しかし、最終的に一番強いのは農業などの食料に関係する産業なんじゃないかとも思うけどな。


 ただ農業は大豊作でも大凶作でも生活が厳しくなるというのが問題ではあるのだろうけど。


 ちなみに1973年には世界的食糧危機があったが、この時代はまだ世界的には農業生産力を増やす余地がまだまだあったので、アメリカやヨーロッパでは農地の面積を拡大して生産量を増やしていったが、日本では、まだ工業製品の売れる余力が残っていて生産力が上がれば企業の収益が上がり、労働者の賃金がアップするのに対して、農業の場合はすでに採算力が過剰でこれ以上生産性が上がれば農産物の供給が需要を超えてしまい価格が下がり農業収入が減ってしまう豊作貧乏に陥る可能性が高かった。


 そこで日本は減反政策を行い、生産量を絞ることで相対的な米価の引き上げを行い、工業労働者と農業従事者の均衡を保つことにした。


 結果として言えばほかの先進国のような市場メカニズムを取り入れた農業政策ではなくなってしまったことが自給率の低下につながったとも言える。


 そして給食の開始、食事の洋風化による米離れが進んでも日本は小麦を育てるのに向いた気候ではなかった事もあって転作は進まなかったし、高度成長期であったことで、若者を中心に農村から都市部へ移動する人が増加し、首都圏などの農地はドンドン住宅地へなっていって若者の農業離れを加速させた。


 しかし、1980年には記録的冷夏で作物被害総額6,919億円に達する戦後最悪の冷害が発生し、1983年にはアメリカからの牛肉やオレンジそして米の自由化要請がすでに始まっていた。


 就農者の高齢化も問題視されていたことで農政審議会から農業政策の改革を求める声はあがっていたというがそれらは零細農家を票田とする与党政治家により潰されたわけだ。


 しかし、その結果その後30年経っても日本の農業は変わることができず、後継者不足で農業の継続が難しくなり放棄される農地が増えていった。


 実際問題として80年代にコメの関税が撤廃され、アメリカのコメが安い値段で入ってきたとしても、インディカ米のアメリカ米を好んで食べる日本人はいなかったろうと思うが。


 いずれにせよ日本の製造業偏重主義はそろそろ改めて、農業改革をそろそろ本気ですすめるべきだろうと思う。


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