そろそろ違法になって閉店したパチンコ屋の跡地の再利用も少し考えるか
さて、昨年の夏に北朝鮮の軍隊による日本人の拉致などが発覚した折に、パチンコは違法とされ全国に展開しているパチンコ店は一斉に閉店を余儀なくされた。
そしてパチンコ店は1980年の9,783軒から1985年には13,524 軒へと急速に拡大していたこともあって、その数が膨大だっただけにいまだに建物がそのまま放置されて廃墟のままという場所も少なくない。
ボーリング場が3697ヵ所から879ヵ所にまで激減した時にも、そのまま放置されていた場所が多かったがパチンコ屋は一桁多いからな。
潰れたパチンコ屋は建物がそのままで長年放置されることが多いのは権利関係が面倒なことがあることもあるが、普通は事業用定借なので本来なら借りた者が建物を解体して更地にして返還されるはずなんだが、こういう場合は更地にしないままとんずらした連中がほぼ全部だったので、その建物を新たに賃貸しようとしてもパチンコは違法なので新たなパチンコ店が入ることはなく、建物を解体して中に入っているものを全部捨てようとすれば莫大な金がかかるため、解体もなかなか進まず新しく借りようとする借り手はなかなかいないのが実情らしい。
まあパチンコ店に土地を貸していたときはかなり金が手に入っていたものが、パチンコ屋が違法とされ、唐突に金が入ってこなくなり、建物を解体しようにもかかる費用が莫大で、パチンコ屋に土地を貸していた地主にとっては悪夢なんだろうけど、ある意味拉致に関して片棒を担いでいたようなもんだし自業自得だともいえる。
これは遊園地やホテルがつぶれた時にも同様なことが起こるし、ノーパン喫茶つぶれた時も同様だが、パチンコ店はそれらに比べても数が多すぎたしな。
さらにボーリング場にせよパチンコ店にせよ、敷地や建物の広さが中途半端で、特に郊外にあるパチンコ店は建物の規模に比較し駐車場が広すぎるんだな。
商店やファミレス、ファーストフードなどの飲食店にするにはたいていは広すぎだが、総合スーパーマーケットなどにするには狭すぎるのが実情だ。
まあ”前”は駅前だとコンビニやドラッグストアやカラオケ店、ドドンキホーテ、駅からちょっと離れると葬儀場や中古車販売、マンションなどになるパターンが多かったみたいだけど。
「北条先輩。
そろそろパチンコ屋の跡地を買い取って、総合アミューズメントビルか健康ランドを作っていくのがいいと思うんだけどどうだろう?」
俺がそういうと北条先輩は首を傾げた。
「総合アミューズメントビルというと昨年の夏に行った長次郎会館のようなレストランとカラオケルームやゲームセンター、ボーリング場などがすべて入っているビルですわね。
でも健康ランドというのは?」
「ああ、健康ランドは船橋にあったヘルスセンターとか福島のハワイアンセンターほど大きいわけじゃないけど、一つのビルの中に男湯と女湯が分かれて露天風呂や薬湯、打たせ湯、サウナなどの多種の浴槽に加えて、男女共用のマッサージコーナー、休憩室、カラオケコーナー、ゲームコーナー、観劇コーナー、食堂などを有する大規模な公衆浴場だね。
総合アミューズメントビルは若い人向けだけど健康ランドは家族や中高年向けかな。
個人的にはルームランナーや筋トレ用のマシンやフリーウエイトに絞ったフィットネスジムも併設したクアハウスもいいかなと思うけど」
「なるほど、対象となるユーザーが違うというわけですね」
「うん、まあ公園隣接型の幼稚園や保育園、産婦人科にしてもいいかなとも思うけどね」
まあこれは少子化を防ぐという意味で多少は意味がありそうだけど、運営しても利益自体は微妙だけどな。
「ではまず手始めに総合アミューズメントビルと健康ランドを一つずつ作ってみて様子を見るのが良いのではないですか」
「ああ、確かにそれがいいかもね。
いきなりいっぱい作っても元が取れるかどうかわからないし。
じゃあそういう方向でお願いできるかな」
「わかりましたわ」
銭湯と健康ランドの中間的存在であるスーパー銭湯のような施設でもいいんだけど、現状では長時間滞在できるタイプの施設のほうが需要がありそうな気がするんだよな。
個人的には政府がつぶれたパチンコ屋の建物を積極的に解体して、児童公園にするなりすればいいとも思うんだけど。




