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ファンタジースターも後はテストプレイとデバックだけだ

  さて、SAGAマーク3用のSFファンタジーRPGであるファンタジースターがようやくテストプレイが出来る段階まで仕上がった。


 基本は魔法ではなく超能力などであるSFに剣やモンスターなどのファンタジーを盛り込んだ世界観のRPGで、画面に出てくる敵の表示は一体だけだがフルアニメーションで動き、自分たちが攻撃を行うときもちゃんと攻撃アニメーションがあるという点ではかなり先進的だと思う。


 主人公は銃器や斧などを使える男性で、超能力は一切使えず、仲間は剣と超能力をバランス良く使える少女と強い超能力を使える少女の二人で、ドラゴンクレスト2みたいな感じ。


 舞台は3つの惑星がある恒星系で豊かな水と緑に恵まれた最初の惑星、星全体が砂漠化している第2の惑星、地表の大半が氷で覆われている第3の惑星があって、それぞれ水上や溶岩の上を走行できるホバークラフト、広幅のキャタピラでアリ地獄を突破することができる輸送車両に巨大なドリルを備えた砕氷車両を手に入れると行ける場所が増えて、それぞれの惑星はスペースシップで行き来できる。


 まあゲームの常で一つの惑星にしては陸地が狭い感じだったりするんだけど。


「伊達さんと南部さん、そして天才プログラマーであるナセルさんのおかげでだいぶ早く出来上がったな」


 俺がそういうと伊達さんは疲れ切った顔でいった。


「ほんにたいへんだったっちゃ」


 南部さんもウンウンうなずいている。


「本当に入った早々にこんな大変なことをやらされるとは思いませんでしたよ」


 ぐったりしている二人だがまあここからはゆっくり休めるはずだ。


「あ、うんごめん、ここからはしばらく休めるはずだからゆっくり休んでいて」


「そうするっちゃ」


「そうさせてもらいますね」


 ここからはテストプレイによるバランス調整とバグつぶしなので大変なのはテストプレイヤーとプログラマーだからな。


「あ、また死んだか……ちょっと敵が強すぎじゃないかな?」


「いやいや、ちゃんと戦闘して育てないからだろう」


 キャラクターのデータをセーブしたりするのはクローンラボで、死んだ場合もキャラクターはクローンとして蘇生する。


 まあレベルがあがれば何故か超能力で生き返らせることも出来るように成るんだけど、全滅したらクローンが新たに目覚めて能力などは継承するということになっている。


 この手のゲームでは、キャラクターは死んでも簡単に生き返る世界なのに、唐突に死んでストーリーから離脱するのはいまいち解せないよな。


 あと頑張ってレベルアップさせたのにキャラクターの死亡による強制的な離脱で装備も持って行ってしまうとかは本当勘弁してほしい。


 まあそういうのも踏まえたうえでこういったゲームで大事なのはレベルアップや金稼ぎのために敵を倒すのが楽しいというバランスを最初から最後まで上手く維持することだ。


 だから最初から最後までちゃんとテストプレイを隅々までやるのが大事なんだよな。


 ある意味世界設定などの大きなストーリーはともかく、キャラクターの細かいストーリーなどというのはプレイヤーが勝手に補完してくれるのは、ウインザードやシーフライクゲームでもそういった小説が書かれたりすることでもわかるし。


 そもそもキャラクターが何をしようとしても結局どこで何をするか全部シナリオが決まっているなら、ノベルゲームにしたほうがむしろいいと思うんだ。


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