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ワールドカップの試合をビデオで録画した後から見れるのはだいぶ楽だな、もう少し日本各地の遊園地を買い漁ろうか

 5月31日FIFAワールドカップメキシコ大会開幕


  このワールドカップでは日本は予選で韓国に負けて決勝進出できなかったこともあり日本国内ではあまり話題にならなかったが、アルゼンチンの最盛期と言える大会であった。


  日本でこの大会を放映していたのはMHKで昭和53年(1978年)から平成10年(1998年)までの連続6大会の放送権を獲得している。


 そして1986年頃になると、市販のビデオソフトも数多くリリースされるようになっていたこともあり、それまでは音声信号を固定ヘッドで記録していため、ビデオテープはテープの走行速度が遅いから音質がかなり劣っていたのだが、音声信号を映像信号とともに回転ヘッドで記録する「ハイファイビデオ」が各社から登場することになった。


 もっともビデオのハイファイ音声は、純粋なオーディオ機器ほどは高音質ではないが、それでもそれ以前のビデオデッキよりはだいぶましになったのだ。


  そしてビデオは放送された番組を録画して後で見るという使い方がメインになるわけだが、テレビをリアルタイムで視聴しなくなったことでテレビの広告宣伝力の低下ももたらした。


 要するにそれまでの何曜日に何時頃のターゲットは視聴者のどういう層であるということを念頭に番組を制作していたわけだが若い世代を中心にリアルタイムでテレビを見る必要性がなくなってきたわけだ。


  もっともこれはビデオデッキだけでなくTVゲームを使っている率が上がっていることも理由であったりするが。


 さらに昭和55年(1980年)時点での日本の人口は1億1706万人だが15歳未満のこどもの比率は23%を超えていたのに、平成元年(1989年)には総人口は600万人以上増えたが、こどもの数は430万人以上減り、割合は18.8%に下がってしまうことで子供向けコンテンツは厳しくなっていく。


 ゲームの市場が伸びれば、当然それにくわれる市場がでてきて、ロボットアニメのスポンサーのおもちゃが売れなくなったのはゲームのあおりを受けたのも間違いないだろう。


 映画の門川商法はアニメにも普及してそのためアニメではオリジナル作品から小説や漫画原作作品のアニメ化が相次ぐことになっていく。


 とは言えこの時期はまだネットの検索サイトなどはないのでテレビCMの影響はまだまだ大きい方ではあるが。


 だからこそテレビCMが子どもに見られないならゲームで宣伝すればいいじゃないかというのが桃鉄なわけである。


「次回作は北海道の夕張や横浜や奈良・九州の遊園地なども追加される予定だけど、日本海側や東海・中国・四国にも物件はほしいんだよな。

 日本海側の遊園地で良さげな物件としては山形のヤマコーランド、新潟の安田ランドと福井の芝正ワールドかな。

  東北だと宮城の八木山ペニーランドもいい感じだとおもう。

 三重県のナガシマ温泉ランド、岡山だと鷲羽山高原ランド、広島のナタリー遊園地、淡路島の淡路世界遊園、四国は徳島家族遊園地あたりもほしいかな」


 島津さんがふむふむとうなずいた。


「なるほど。

 それくらい各地に購入可能な施設があればゲーム的なバランスも良くなるね」


「首都圏や大阪は遊園地はいっぱいあるけど、意外とその他の地域には大型遊園地って無いみたいなんですよね。

 なのでそこそこ集客は見込めるんですけど」


  もっとも山陰地方の遊園地はこれといったものが見つからなかったんだよな。


「では、そのあたりも調べて安く買い取れそうであれば買い取りましょう」


 北条先輩はそう言ってくれたので俺はうなずく。


「うん、お願いね」


  ナガシマ温泉ランドはちょっとむずかしいかもしれないけど、立地的にはかなり優良物件なので押さえておきたい。


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