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新入部員が増えたおかげで今まで止まっていたゲーム制作が進められたよ

 さて、足利さんや細川さんは北条先輩にあれこれ仕事を投げられ、芦名さんや佐竹さんとともにそれをバリバリ処理していっているようで北条先輩の負担はだいぶ軽くなったようだ。


「本当にお二人が入部してくれて助かりましたわ」


 北条先輩がそう言うと足利さんは笑っていう。


「あはは、それなら良かったです。

 私も電話やらお手紙やらバイクでの直接交渉やら色々出来ていい刺激になっています」


 まあ、北条先輩がすでにある程度道は踏み固めてくれているからこそ、足利さんがうまく出来るというのはあるんだろうけど、足利さんはもともと交渉事とかが得意な人なんだろうな。


「私も思っていた以上に仕事量が多くて大変ですが良い経験だと思っております」


 まあここは普通の部活の情報量じゃないし、北条先輩に芦名さんと佐竹さんだけで今までよく処理していたと思う。


 実際そうなった原因はほとんど俺が交渉関係は丸投げを北条先輩にしているせいだけどな。


 だから北条先輩たちだけでも独立して金を稼ぐ事はできないわけではないけど、北条先輩にはクリエイティブ方面の才能は基本的にはないしゲームそのものにはあまり詳しいわけではないので、現状ではもっとも利益を出しているゲーム系をやらないとなると結局は大して儲からないから、俺たちと一緒に仕事をするのが北条先輩たちにとっても一番金を稼げるはずだしな。


 そしてアニメーターの伊達さんの加入により、開発が滞っていたアーケード用LDリズムアクションゲームとダンスゲームのアニメーション追加がようやく進むようになったことで、浅井さんを始めとした声優さんの声の吹込みの機会も増えてゲーム制作に活気が出たし、南部さんの加入でファンタジースターの戦闘アニメーションはこの頃のゲームにしてはかなりなめらかな動きになった。


「伊達さんと南部さんが入ってくれて本当助かったよ」


 俺がそう言うと伊達さんが笑っていった。


「それならおらは、うれしいっちゃ」


 南部さんは苦笑しているけどな。


「入部早々こんなにたくさんドット絵を作る羽目になるとは思いませんでしたが」


「それについては正直済まないとも思っているけど、今後はもっと大変になっていくと思うよ。

 アクションゲームはゲームセンターでもホムコンやSAGAマーク3なんかでも主流だからね」


「はあ、そうですか。

 まあできるだけがんばりますけどね」


「とは言え無理することもないよ」


 北畠さんにはエイサー王伝説外伝を作ってもらっている。


「私は少女漫画的なアドベンチャーゲームのシナリオを作ればいいわけですね」


「うん、ゲームと言うと男の子のやるものっていうイメージだけど、実際には女の子にも十分潜在需要はあると思うんだ」


 要するにお姫様が複数のイケメン騎士に言い寄られる逆ハーレムパターンなわけだが1980年代の少女漫画はラブコメ全盛期でエロ描写なども少ない健全なものでこの頃は少女漫画全盛期でもあった。


 まあ、70年代に大ヒットした少女漫画のドロップ・キャンディはこのころニセTシャツ事件で無許諾商品を販売していた人間が有罪判決を受けたが、後には原作者と漫画家の間で漫画家側が契約違反でキャラクターの無断使用したことによって漫画は絶版、アニメのリメイクも絶望的になったりなどややこしいことになったりする例も出てきているのだが、いずれにせよ少女漫画的アドベンチャーゲームをゲームで制作すれば売れる可能性は十分あるとおもうんだよな。

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