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10万部突破【書籍④巻&COMIC②巻発売中】五歳で、竜の王弟殿下の花嫁になりました  作者: あや


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庭園


「おいで。庭でお茶にしよう。宮殿内は息が詰まるだろう?」


 お庭でお茶。


 嬉しいなあ。


 春の花の咲き乱れるディアナ宮殿の広大な庭園を

 大きな窓から、一人、こそっと、背伸びして眺めながら、

 ああ、和みそう、お散歩したい…。

 

 いやいやダメダメ、婿殿と顔合わせ…。

 

 ここでお互いに気が合うか合わないか、

 王弟殿下に気に入られるか気に入られないかに、

 わりとレティシアのこれからの人生がかかってる、

 

 と追い詰められた気持ちでいた。


 年も違いすぎることだし、偏屈な人だそうだし、

 ばっちり気が合うとはいかなくても、

 そこそこ友好的に向かい合えたらなーと思っていた。


 これから生涯を誓う相手に会うというのに、

 恋に落ちることなんて、全く想像してなくて。


 ただただ、物凄く嫌な人じゃなければいいな…、と思ってた。


「お手を? レティシア」


 ディアナに来るまで、

 怯えたレティシアが見たさまざまな悪夢を覆す、

 なんとも優美な婿君。



「は。…恐れ入ります」


「何それー。なんでそんなに恐縮してるの。新人の武官じゃないんだから」

 

 この国に来て初めてかけられた優しい、気の置けない声。


 甘い声で話す人だ。



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