文月の手帳【 ver3.0 】
例によって、新たに発見された特質や神憑、技や能力等を記述していく。
神憑の力は、どれも反則じみていて厄介なものばかりだと言うことがよくわかった。
それに対抗できる特質持ちもまともじゃないが…。
新たな神憑や特質の出現、新しい技や性質の発覚。前回よりも追記する量はかなり多くなるだろう。
猿渡や景川に憑いたり、政府の人間である御影が神憑だったり…。
意外と神憑は身近な存在なのか? それとも最近になって増えている?
神の事情は知らないが、もし……人に憑く神の絶対数が増えているとしたら? 何か悪いことが起こる前兆ではないと信じたい。
今、面倒ごとに巻き込まれるのはごめんだ。色々とやりたいことがあるからな。
この手帳の追記もさっさと終わらせて、やりたい作業に移るとしよう。
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No.01
【名前】新庄 篤史
【種別】特質
【能力】轟
【概要】
僕が昔、造った莫大な電力を纏い絶大な破壊力を誇る金属バット“轟”。それを使いこなせる唯一の人間。その威力は僕の造った鬼570体を一撃で屠り、大抵のものを貫ける羽柴先生の紫死骸閃や紫死滅月を打ち消せるほど。なぜ持てるのかは未だに不明。“轟”を手にしてから彼の髪色は黒から金に変化した。莫大な電力と相関があると思われる。現在、この金髪のせいで停学中。
【技】
『カミナリ大根切り』
ただ全力で金属バットを上から振りおろすだけ。剣崎の唾液の相乗効果かもしれないが、この一撃で鬼は全滅し辺りは焼け野原と化した。
羽柴先生も避けずに受けていたら跡形もなく消え去っていただろう。
凶悪な能力を持つ神憑たちとどこまでやり合えるか気になるところ。
『ホームランスイング』
野球ボールを打ち返すようにバットを横に振る。当たればほぼ例外なく即死するだろう。球状であれば、はね返すことが可能?
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No.02
【名前】剣崎 怜
【種別】特質
【能力】唾液剣士
【概要】
唾液を自在に操ることができる。唾液の分泌量、成分の調整、その他特殊効果付与などが可能と思われる。
それに加えて妙な剣技を使う。水瀬が言うには動体視力も長けており、どんな相手でも止まって見えるらしい。動きを封じる唾液、敵を倒す剣技、優れた動体視力を持ち合わせている彼を接近戦で倒すのは至難の業。
【技】
『粘縛唾液』
粘着性に特化した唾液。これが付着した者は一切の身動きが取れなくなる。何せ僕の鬼が封じられたのだから。
『唾液滑走』
自身の足の裏に唾液を塗りつけ滑走する技。車にも引けをとらない速さで移動する。優れた動体視力を持っているからこそできる芸当。また自動車とは違い急な方向転換、旋回、急停止なども可能。
『飽和粘縛電解唾液』
彼が一度に出せる最大量の唾液。それに加わり粘縛唾液と同様の粘着性。そして、この唾液は非常に電気を通しやすい。新庄との連携で使用。
『凝結唾液』
僕の憶測だが、空気に触れると乾燥し固まる唾液。羽柴先生の動きを完全に封じるために使用。硬さによるが、応用すれば攻撃を通さない防壁とかも作れそうだ。御影の幻霧で見せられた何かに対しては飽和凝結唾液を使用した。
『尾蛇剣舞』
オタ芸のような動きで剣を振り回す。ただ振り回しているだけでなく、優れた動体視力で相手の攻撃が当たらない完璧な間合いを維持している。見た目は不恰好だが真剣を持てば強力な技になるだろう。
『尾蛇剣舞・急所打擲』
尾蛇剣舞の派生技。従来よりも急所に当てることを意識した動き。学生大戦時に使用。剣崎が持っていたのは木刀であったため、通常の尾蛇剣舞では痛めつけることはできても動きを止めることはできなかった。よって彼はこの技を使い、こめかみを強打して相手を気絶させた。
『尾蛇剣舞・刻裂真剣』
尾蛇剣舞の派生技。刃物を使っての尾蛇剣舞。居合のような構えから一瞬にして相手を粉々に切り刻む技。“RealWorld”内で不知火に対して使用。怒った剣崎に刃物を持たせるとこういうことになる。
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No.03
【名前】立髪 斬斗
【種別】特質
【能力】モヒカッター
【概要】
両手をこめかみに添え振りおろしながら繰り出す髪の斬撃。地面を抉りながら進むさまは一見、強そうだが威力は鬼のメッキが剥がれた程度。しかし、不知火に対して放った際、彼の首をすり抜けるように斬り落としたことから相当な切れ味なのは間違いない。
【技】
モヒカッター以外、特になし。
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No.04
【名前】日下部 雅
【種別】神憑
【能力】放屁師
【概要】
その名の通り、オナラ使い。用途が幅広く激臭のするオナラを出して攻撃したり、オナラを連続的に出して空を飛んだりすることができる。空からの激臭攻撃に僕は為す術なく敗北した。
“堕天使シリウス”が実在していることは彼の身体に憑依したことからほぼ決定的に。またシリウスが乗り移った状態の日下部の能力はより精度が高く強いものとなる。
後、神憑の割には技にリスクや制限があったりと謎が多い。
【技】
『昏倒劇臭屁』
超絶に臭い屁を放つ。少しでも吸ってしまえばその悪臭に頭がふらつく。まともに喰らえば一瞬で気絶してしまうだろう。一度放てばしばらく空気中に留まるため、直撃しなくても時間差でじわじわと効いてくる。「人がいなくなるスプレー」みたいなもの。
『宙屁』
放屁の力で空を飛ぶ。この屁は無臭で周りに危害を加えない。つまり、彼は攻撃と移動を器用に使い分けることができる。明確な滞空時間は未だ定かではないが、使いすぎるとガス欠を起こして飛べなくなる。他の放屁も恐らく同じ。
『宙屁・迅翼』
より速く飛行する宙屁。剣崎の唾液滑走にも引けをとらない速さだった。シリウスが憑依した場合のみ使用可能?
『併合型・宙撒布劇臭屁』
恐らく“昏倒劇臭屁”と“宙屁”を組み合わせた技。空を飛び回り、辺り一帯に激臭を撒き散らす広範囲かつ高威力な必殺技。異なる屁を同時に出すこの技は身体に負担がかかるらしい。強力だが連発するのは難しいと思われる。これをまともに喰らった僕は気づけば留置場にいた。
『昏睡屁』
これを喰らった者は数分後に眠るように意識を失う。
昏倒劇臭屁のような即効性はないが、これを喰らった者は彼が何かをしないと永遠に目を覚まさないと言う恐ろしい技。そしてシリウスが使った場合、即効性の無さと言う欠点を克服していた。
『空襲型・昏睡屁』
上記に書いた昏睡屁を上から滑空するように辺り一帯に撒き散らす。
『併合型・爛腐熔爆屁(ロットフェスター・メルトブレイズ・ファート)』
赤色と黄色が混ざったような放屁。現段階で日下部の技の中では1番、殺傷力が高く惨たらしいもの。これに触れた者の皮膚はどろどろに溶け、身体は炎に包まれる。“RealWorld”内はずっと監視していたが、あの光景には思わず目を背けてしまった。
不死身ゆえに今まで痛みを感じたことがなかった不知火に痛覚を教えた技でもある。
かなり危険で強烈な技だが、これを使えば日下部自身も致命傷を負うらしい。
『境域型・相殺屁』
この放屁を撒布した領域に猿渡の能力は通用しなかったことから神の力を無効化できる技だと推測。憑依したシリウスが使用。日下部本人が使えるかはわからない。
『蟲翬屁』
これも本人から聞いたわけではないから憶測になる。名前やこれを喰らった猿渡の反応を見た感じ、高周波な音を出して不快にさせたり、鼓膜を破ったりと言った感じだろうか。だが、オナラで聴覚を攻撃できるのかという疑問が残る。
これも憑依したシリウスが使用していて、日下部本人が使えるかは不明。
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No.05
【名前】樹神 寛海
【種別】特質
【能力】緑花王国
【概要】
地面に埋まることで発揮する特質。彼を中心に5mを超える巨大なブロッコリーが広範囲に咲き誇る。最低でも高校全体をブロッコリーで埋め尽くす範囲。黙々と光合成をすれば1つの町全域を呑み込む規模に成長することも不可能ではない。コンクリートなどの硬い地面には埋まることができないと思っていたが、勢いよく落下すれば無理矢理埋まれることがわかった。地形を変えてしまう大規模な特質だが、彼のモチベーションに左右されやすいのが玉に瑕。七葉高校を襲撃した際、最初は小さなブロッコリーしか生えてこなかった。
【技】
『緑花王国・血戦革命』
血と怒りで染まった赤いブロッコリー。通常の緑花王国の数倍も大きいブロッコリーがそびえ立つ。鞭のようにブロッコリーをしならせ、不知火の身体を分断したり縛りつけたりした。高威力かつ広範囲な技。
『緑花王国・樹神庭園』
吉波町全域を飲みのむ史上最大規模のブロッコリー。世間では“緑の災害”と呼ばれている。町中に蔓延していた御影の幻霧を一気に吸い上げ、幻を見せられ恐怖していた生徒たちを救出した。
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No.06
【名前】獅子王 陽
【種別】特質
【能力】唖毅羅
【概要】
太陽を直視することでゴリラに変身。普通のゴリラより大きく筋肉質な風貌をしている。身体能力が向上し、獅子王特有の“野生の勘”が備わる代わりに言葉を発することができなくなる。この“野生の勘”のせいで僕の鬼ごっこは台無しにされ、石成高校に襲撃した際は武器の場所を瞬時に見つけ出した。吉波高校の生徒の間で、ピンチの時に現れる救世主ゴリラとして人気が定着しつつある。
【技】
『龍滅穿天兜割』
空高く跳び上がり、両腕の拳を叩きつける技。見た目も名前も派手な割には大したことない。僕の鬼に繰り出した彼は手を痛めてしまった。相手が悪いのもある。普通の人間に対して使えば大変なことになりかねない。
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No.07
【名前】朧月 悠
【種別】不明
【能力】恐霊
【概要】
神出鬼没。突然現れては消える。独特の雰囲気を放っており、彼を前にするとほとんどの人間が恐怖を感じるだろう。彼には謎が多い。能力的にも特質か神憑か判断するのは難しい。学生大戦時、現れては消えるを繰り返し、彼が現れたときに目の前にいた生徒は倒れていった。現在、左足を負傷し入院中。彼の能力を知るのは先になりそうだ。
【技】
不明。
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No.08
【名前】的場 凌
【種別】特質
【能力】砂かけサッカー兄貴
【概要】
陽キャラ。砂とサッカーボールを主体としたよくわからない特質。投げたり蹴ったりすることに長けているのか、弓矢や無数の紫死骸閃を砂やサッカーボールで相殺。ボールは友達とはよく言ったものだ。彼は右足で自在にボールを操り、石成校長のこめかみを撃ち抜いた。かなりのポテンシャルを感じる能力。彼も朧月同様に負傷し、入院中。
【技】
『砂煙』
砂を蹴り上げ、弓矢の勢いを完全に抑えた技。
『砂嵐』
両手いっぱいに砂を持ち、無数の紫死骸閃を相殺した技。これが相殺できるのなら、銃弾なんかも撃ち落とせるかもしれない。
『ピンボールショット』
1人の生徒の頭にボールを当てると、ピンボールのように跳ね返り複数の生徒の頭にピンポイントに命中させた。しかし、あくまで足元に戻ってくるただのサッカーボール。有効打にはならなかった。
『エイムショット』
狙った場所に確実に当てるシュート。石成の校長のこめかみを撃ち抜いたのは、恐らくこの技。
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No.09
【名前】男虎 勝院
【種別】武術
【能力】龍風拳
【概要】
力、速さ、格闘技術、どれも人間にしては申し分ない身体能力。重りを外した男虎先生と近接戦でまともに打ち合える者はそうそういないだろう。そして、手首を捻りながら繰り出す特殊な突きで竜巻を発生させた“龍風拳”。うっかり忘れていたが、この武術も妖瀧拳と並ぶ国内最強の武術だ。習ったことも手合わせしたこともないから、詳しいことはわからない。羽柴先生の能力で身体中に穴を空けられたのでほぼ死亡は確定。龍風拳について詳しく聞きたかった。
【技】
不明。
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No.10
【名前】羽柴 徹
【種別】神憑
【能力】パープルレーザーおじさん
【概要】
あまりに反則的な力なので名前だけでもダサくしてやる。紫色の一筋の閃光を飛ばしてくる。人の身体を容易く貫通する殺傷力の高い技。
【技】
『紫死骸閃』
羽柴先生の基本技。人差し指から殺傷力の高い閃光を放つ。
『紫死骸閃・両腕弐指』
両方の人差し指から同時に放つ紫死骸閃。
『紫死骸閃・虚空拾指』
10本の指、全てから放つ紫死骸閃。これで男虎先生にとどめを刺した。
『超連射』
紫死骸閃を機関銃並に絶え間なく撃ち続ける。どんなに撃とうと何のリスクもなく無限に撃ち続けられる。
『死之殴打』
一応、名前があるみたいだが、僕にはただのストレートパンチにしか見えなかった。
『輪廻転身脚』
これもただの後ろ蹴りにしか見えない。だが、どちらも洗練されていた。格闘技経験者なのかもしれない。
『紫死滅月』
全長10mを超える巨大な球体。当たっていたらどうなっていたのだろうか? 彼自身、奥義と言っていたため、かなりの威力と思われる。しかし、新庄に打ち返されてしまい自身に命中。敗北の要因になってしまった技。
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No.11
【名前】不知火 真羽
【種別】特質
【能力】不死身
【概要】
不死身の身体を持つ人物。死なないだけでなく高い再生能力やその他いくつかの能力も持ち合わせている。その渋とさを活かし立髪、樹神、剣崎、日下部の4人を同時に相手取り勝利を収めている。しかし、攻撃手段が乏しくナイフがなければ何もできない。そして、まだまだ謎が多い特質持ちの1人だ。
【技】
『脱皮』
自身の身体を内側から引き裂き、新しい身体に成り代わる。拘束されたときなどに使用するものだろう。脱皮とは言うものの、何故か新しく出てきた身体も服を着ている。着ている制服も彼の細胞で作られたものなのかもしれない。
『自切』
身体の一部を意図的に切り離す行動。尻尾を切り離して外敵から逃れるトカゲなどの生物がやっていることと同じ。
『免疫』
1度喰らった技に対しては耐性がつき、2度目は効かなくなる。ただでさえ不死身なのに同じ攻撃では動きを封じることさえできないわけだ。
『成体化』
樹神のブロッコリーを喰ったことで若干背が伸び、一時的に身体能力が飛躍的に向上。ブロッコリーの攻撃を掻い潜り、樹神の頭を素手でもぎ取るほどに。成体になる明確な条件や原因は不明。
『血針』
本人は何も言ってないから僕がつけた技の名前だ。飛び散った血を空中で針のような形に固めて敵を刺す。刻裂真剣で粉々にされた際に使用した技。本人いわく自分の意思で粉々になれないため、使う機会はかなり限られる。
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No.12
【名前】鬼塚 琉蓮
【種別】特質
【能力】王撃
【概要】
ほぼ間違いなく最強の特質。どんな攻撃も一切通らない無敵の肉体に全てを粉砕する王の攻撃。地球を壊すことすら彼にとってはただの作業でしかない。
欠点を強いて言うなら、ときどき加減ができないところと、いちいち説得しないと戦ってくれないところだ。
【技】
『王蹴』
基本的には王撃以外の技はないが、蹴りの名前はこれにしよう。“王の中段蹴り”よりはマシだと思う。
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No.13
【名前】猿渡 玖音
【種別】神憑
【能力】支配奏者
【概要】
存在するだけで周りにいる人間の恐怖と適度な安心感を助長し、服従させる常時発動型の能力。恐怖に耐性があったり警戒心が強い状態にある人間には効かない場合があるが、その際は指を鳴らすことで強制的に従わせることも可能。従わせる以外にも精神を崩壊させたり失神させたりもできる。
こいつが転校する前に本人からある程度、能力を聞き出した。嘘を吐いていない限りは確実な情報を記載できていると思う。
【技】
『勅令・走狗の音』
指を鳴らし、その音を聞いた者を奴隷のように服従させる。皇は一度、この技から水瀬を盾にして逃れている。あいつにも音自体は聞こえたはずだが、何故それで躱せたのだろうか。
『勅令・崩壊の音』
指を鳴らし、その音を聞いた者の精神を破壊する。破壊された人間の精神は完全に消滅し、肉体だけが残る。指を鳴らすだけで対象を植物状態にする凶悪な技。
『勅令・喪心の音』
指を鳴らし、その音を聞いた者を失神させる。シリウスが憑依した日下部の相殺屁に無効化されたため、実際に失神させられた人はいない。
『勅令・叫喚の音』
指を鳴らし、その音を聞いた者に耐え難い苦痛を与える。拷問などに使うイメージだが、シリウス戦では自身に使用して昏睡屁による眠気を打ち消した。
『勅令・甘美の音』
指を鳴らし、その音を聞いた者に快楽を与える。使い道はほとんど無さそうだが、叫喚の音による苦しみを緩和するために使用。麻酔の代わりとかになりそうな気もするがどうだろう?
『四方奏結界・城壁の音』
両手の指を使い、四角形の頂点を表すように2回ずつ鳴らして発動する技。空気を連続的に振動させ、攻撃を無効化する不可視の壁を作り出す。本人はそう言っていたが、シリウスの昏睡屁は何の問題もなく壁を通過し命中。名前の割には大したことのない壁だと言う印象しか残らなかった。
『響陣六芒星・呪詛踊狂傀儡の音』
両手の指を使い、六芒星の頂点を表すように指を鳴らして発動。対象の人間の足元に六芒星の形をした赤紫色の魔法陣のようなものが現れる。こうなったら最後、対象の人間は奴の操り人形と化し自力では絶対に解くことができないらしい。
これを喰らってしまったシリウスは何度も頭を床にぶつけていたが、猿渡がその気になれば全ての関節を逆方向に折り曲げて瞬殺することも可能。
本人の言い分だけ聞くと、強力で悍ましい技だがシリウスは自力で解いている。言うほど強くないのか、神そのものであるシリウス相手には分が悪かったのか。
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No.14
【名前】景川 慧真
【種別】神憑
【能力】不明
【概要】
何一つわからないまま彼は転校していってしまった。だが、予想できることは僅かにある。それは神憑の能力の無効化。そして、猿渡を圧倒していたシリウスを簡単に往なしてしまうほどの強さもある。よく分からない奴だったが、転校してしまった今、知る機会もないだろう。
【技】
不明。
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No.15
【名前】雲龍 武蔵
【種別】武術
【能力】妖瀧拳
【概要】
国内最強武術の1つ、妖瀧拳の達人。限界まで鍛え上げられた肉体と最強の武術が合わされば向かうところに敵は無し。鬼塚がいなければ、いったい誰が倒せたと言うのか。
【技】
『錯綜・泡沫の構』
妖瀧拳の基本の構え。この武術は護身や防御、反撃に重きを置いている。この構えから繰り出す攻撃は敵を惑わす。相手に見えている動きと実際の動きが大きく異なるからだ。極めれば極めるほど、その動きはより複雑なものになる。
『石穿雫突』
石を貫く一滴の雫と言う意味が込められた名前。指先を相手に当てて内臓に大きな振動を与える技。これを喰らった者は内臓に激痛が走り、しばらく動けなくなる。これも泡沫の構から出すことができ相手を惑わすことが可能。ただし、決して簡単にできる技ではなく失敗すれば突き指になるので注意が必要だ。
『廻遊乱舞・渦潮』
敵の前で踊るように回り、連続で突きや蹴りを繰り出す。この独特な動きを往なすのは経験者でも難しい。これも同じように泡沫の構から出せる技。
『溺葬波濤』
泡沫の構から出せない唯一の技。威力を重視した単純な連続攻撃。他の技と違い、惑わすことは不可能。そのため、経験者同士の戦いに置いては対処されやすく、滅多に使わない。ただ、達人級なら話は別だ。対処しやすいかどうか以前に力と経験で押し切るからな。
荒ぶる波に呑まれて溺れると言う意味が込められた名前。
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No.16
【名前】日下部 豪
【種別】未分類
【能力】豪撃
【概要】
日下部の父親。今は亡き男虎先生や雲龍に引けを取らない肉体を誇る。彼から繰り出されるビンタに剣崎たちは為す術がなく敗北。ただ鍛えているだけで能力と言うわけではなさそうだが、記載しないわけにはいかない強さだったので僕が考えた能力名と共にここに記しておく。
【技】
名称のあるものは特になし。
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No.17
【名前】御影 丸魅
【種別】神憑
【能力】双涅の霧
【概要】
2種類の黒い霧を使いこなす神憑。国が無視できない問題を2回起こした吉波高校 (発端は僕にあるが) を、政府の支配下に置いて監視するために送られてきた。
現霧、実在する黒い霧の粒子。これらを一カ所に集めて擬似的な隕石を創るなどして攻撃が可能。
幻霧、この霧の粒子を吸った者に思い通りの幻覚を見せることができる。使いようによっては思い込みで殺すことも可能だろう。現に僕らは殺されかけた。スマホアプリ“RealWorld”の発明に貢献した粒子。
【技】
『幻霧・絶滅の画』
砂漠のような場所、上空から降り注ぐ無数の隕石を見せる。人間の脳は思い込みに弱いのか幻覚のはずなのに僕は喉が渇いた。
『幻霧・天災地変の画』
雷を落とし続ける雷雲や複数の竜巻、20mを超える津波、噴火した火山、巨大地震。これらの災害で僕らを囲い込んだ。鬼塚が幻覚内の地球を分断することで災害を遠ざけたが、それが現実にも少し影響したのか体育館は全壊してしまった。
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終わったぞ…。これでようやくやりたい作業に移ることができる。
パソコンの画面を閉じてスマホに来ている通知に目を通した。
“BREAKERZ”と書かれたグループチャットに一件の新着メッセージ。
水瀬[今度、慶の刑務所で集まってトランプやらない?]
ふざけてるのか…? 集まるとすれば不法侵入でもしない限り、あの面会室になるだろう。
僕はガラス1枚を挟んで、そっち側には行けない。ただ黙って遊んでいる様子を眺めていろと?
余所でやってくれ。僕は色々と忙しいんだ。
…………。“BREAKERZ”か。
結局、皇が決めたその名前に決まったか。一応、全員で案を出しあったみたいだが、良いものがなかったからな。
パチンカーズ
叛逆黎明党
ボランティア部2軍
Friends of Peace
………など。
どれもしっくり来なかったが、“BREAKERZ”だけは心に引っかかった。
つい最近決まった名前だよな? どこかで……聞いたことがある気がしてならない。
僕は何か……大事なことを忘れてないか? 絶対に忘れてはいけない何かを…。
………考えすぎか。まぁ、そんなに重要なことならいつか思い出すだろう。
ようやく落ち着いたわけだし、作業や研究に集中するとしよう。
ーー ここから半年間ほど…僕らが2年生を修了し、春休みに入る1ヶ月前……つまり、翌年の2月までは平和に過ごすことができたんだ。
半年後………
【 第4章 RESET Project編 】
始動。




