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巨大数による異世界介入  作者: 社畜を辞めたい
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獣王国の降伏

異世界転生55日目の昼。


俺たち公国軍は山々を越え、獣王国王都を目視できる距離に近づいた。

王都は、帝都以上の面積がありそうだ。

城壁も分厚く、攻城兵器が配備されている。


周辺の平野には、獣王国軍が陣地をいくつも構えていた。

なんか、待ち伏せされていた感じがする。

各陣地の要所に置いてあるのは、大砲じゃないだろうか。






攻撃される前に、雷魔法を用いて、敵陣地から酸素をゆっくり奪う。

陣地が騒がしくなるが、直に静かになる。


敵陣地上空に到達する前に、同様に城壁周辺も酸欠にする。

もちろん、既に敵陣地の酸素量は戻してある。


城壁周辺が静かになったのを見計らって、

アイスドラゴン70体とストーンドラゴン10体から構成される公国軍は、王都に侵入する。






王城を中心に、王都上空を飛び回る。

散発的に攻撃されるが、小規模な攻撃が中心だ。

対ドラゴン用の攻撃手段は、陣地や城壁に集中していたんだろう。

アイスブレスやストーンブレスで、適当に反撃させる。



王都の景色を楽しんでいると、かなりの魔力を感じる。

魔法使いが、強力な魔法を発動しようとしているようだ。


発動前に、その魔法使いの元に転移魔法を用いて転移する。

そして、魔法使いを連れて、王都上空に転移する。

もちろん、壁に穴を開けたりと、転移魔法を誤魔化すための小細工はしておいた。


俺は直ぐに、ドラゴンに拾って貰うが、彼は自由落下を始めている。

発動する魔法を、落下速度を落とす物に変更しても、

重力に引っ張られて、彼は加速していく。

その先は、どうなったか見なくても分かることだ。


このような、魔法使いによる攻撃予兆が、数度繰り返される。

貴族っぽい魔法使いだけは、ルーメンの監獄に入れておいた。

どれ程強力な魔法使いであっても、巫女天狗が管理する牢からは出られないからな。



陣地や城壁から攻撃が来ないのは、ガルフを王城の上に待機させているからだ。

忠誠心が強い獣王国軍が、国の中枢と引き替えの攻撃はできないだろう。

それにガルフの巨体なら、王城全てを潰せるので、威嚇にも十分だ。






王都が落ち着いてきた頃、フーリゲ等は交渉のため王城に向かった。

交渉といっても、結果は決まっているがな。



獣王国は獣公爵となって、公国の一部となる。

臣下が増えるので、少しは俺の仕事も増えるだろうが、

その時点で俺の臣下なので、命令という形を取れる。


俺の主な役割は、王族の女性に、次期獣公爵家当主候補を生ませることだ。

女性の扱いは、戦時奴隷となるだろう。

王権の強い獣王国では、王族にだけ、王国貴族の血が流れていればいいらしい。



フーリゲがいるので、王国への賠償として直轄領を貰うことも出来ない。

賠償以外の形で、直轄領は貰うがな。


とりあえず、巫女天狗を召喚して、詳細な地図やらを作成させよう。

ありがとうございました。

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運営様からの削除通告があり、今は次作「対称性を破って現実⇔異世界変革」に夢中です。
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