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 支度を終え、町から出た僕とマリーさん、ミャオはまふにゃん出迎えの為に、軍師ユリウスが示した場所へと向かう事となった。


「タロさん、とても似合っていますよ」

「うむ、様になっているぞ」

 流石に丸腰では心もとないと思われたのか、マリーさんは今回の出迎えにあたって僕向けの装備を用意してくれた。

 それは非力な僕でも十分取り扱えるよう軽く頑丈な素材で出来た鎧と剣であり、それを纏った僕は、まるで一昔前に流行したロールプレイングゲームの少年勇者のような様相となった。


「あ、ありがとう」

 実際に着るのは初めてだけど、意外と肩当てが邪魔にならない。

 それに、なんだか強くなったような気分がする。

 馬子にも衣装って奴かも?


「ところで、僕たち三人で大丈夫なのかな……?」

 町の外は危険がいっぱいというのは、身をもって分かっている。

 マリーさんやミャオが強いのも分かっている。


 でも、僕が戦力にならないから、実質戦える人二人と足手まとい一人ってなる。

 正直、不安だ。


「ユリウス殿の言う通り、出迎えに行ける人員をこれ以上は割けない」

「そうですね。聖女様が来てから復帰する者は増えましたが、まだまだ数は少ないと聞きます」

 クス子がみんなから重要視されている事を知った僕は、なんだか自分の事のように誇らしく思えたが、それでも現在の芳しくない状況を改めて知り、僕は話してくれたマリーさんとミャオから視線を逸らした。


「だが問題ない。そうだろう?」

「……そうだね」

 そうだよね、こんなに強い二人なら大丈夫なはずだ。

 僕が足手まとい?

 いや、今ならこうやって立派な装備もあるし、覚えかけだけど剣だって使える。

 流石に妖魔龍のような化け物は無理でも、最初に襲ってきた大男くらいならきっといけるはずだ!

 たぶん……。


「なら急ごう。町の外は何が起こるか分からないからな」

「そうですね」

「うん」

 今はくよくよしている場合じゃない。

 これ以上弱気になってちゃ、二人を不安がらせてまた迷惑かけてしまう。

 だから僕がしっかりしないといけないんだ。

 誰かに甘えてばっかじゃ駄目だ、僕がやるんだ。


 そう強く心に刻むと、何度か深い呼吸の後に、再びまふにゃんが居ると思わしき場所へ向かった。

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