第76話 親友の霊は僕と彼女の仲をとりもってくれるみたい? (7)
今はミチがね?
「お~い、お前等~」と叫んだり。
「お前たちは仲良くしたいと想う、相手がいないのか~?」
「う~ん、可笑しいな? お前はあいつに好意を寄せていたんじゃないか?」
まだカップルになっていない女子たちへと『恨めしや~』と話しかけて回り始めたから。
「きゃぁ、ああああああああああああああっ!」
「いやぁぁああああああああああああああっ!」
「私たち~」
「うち等の~」
「アーシの許へとこないでよ~!」
「お化け~!」
「幽霊~!」
「悪霊~!」
「きゃぁ、ああああああああああああああっ!」
「いやぁぁああああああああああああああっ!」
カップリングになっていない女子たちはミチに声をかけられ恐怖に怯え、震えながら絶叫を上げたり、自分の許へとくるなと、またワッ! と騒めき始めだしたから。カップリングになっていない男子たちは逆に、自分たちがどうしたらよいのか、理解ができないでいるので、各自各々が自分たちの顔色を変えつつ、乾いた笑みを浮かべながら、混沌化した教室内で震える女子たちの様子を窺い。
僕やランのようにめでたくカップルになった者たちは、愛を深めるために二人だけの世界を作り、仲慎ましく会話や手と手を初心に握りあい、照れ恥かしそうに会話をしている者……。
だけど僕やランのような国際カップルは二人のどちらかが積極的なことがあるから、深々とした愛情表現……。
二人だけのアイラブユーな世界観を創作しているかと言った状態だから、僕とランの初めてのキス、接吻をね、悪のある揶揄でとめる者などいないことはないから。
《ガラリ!》
教室の扉が開き、時間オーバー……。僕とランの、その場のムードに流された初めてのキスは終焉を迎える。
だって教室の扉を開けて、先生が侵入……。
「こら~、お前たち、何をしている~。早く席に着け~」と。
まあ、テンプレ通りにことが運んでしまうから、僕はランとの次の接吻のチャンスは素早くおこない、急いては事を仕損じるではなく。急がずに事を仕損じないようにしようと思いつつ、先生の指示に従い。
僕はランと仲良く。
「はぁ~い」
と残念、無念な気持ちで返事をするのだった。
◇◇◇




