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第70話 僕だけではなくクラス中がお化けの為に? (10)
「……ん?」、「う~ん」と。
僕が『きゃきゃ』、『やぁ、やぁ』、『わぁ、わぁ』と騒いでいる女子達を見るようにと告げれば。
やはり、ランはいい顔をしない、拗ねた表情で『だから?』、『どうした?』と言った感じで冷たく見詰めてくるから。
「(ミチ、そっちはもう脅かさなくていいから、僕のことを何とかしてよ~!)」、「(助けてよ~)」、「(おねがいだ~!)」
僕は心の中でミチのお化けへと嘆願をした! 叫んだ!
「(このままだと~、僕とランの仲は終わってしまうよ~。だから助けてよ~、ミチ~!)」
僕は嘆くようにも嘆願をした! 叫んだ!
「……仕方がないな、小山田。俺が何とかしてやろう!」
僕の心の中の願いが叶ったのか?
今まで他の席へといき、女子たちへと悪戯……。
『お~い、お前たち元気か~?』、『何をしていた~?』、『好きな男子はいないのか~?』、『うらめしや~』と。
まあ、余り恐くない声音で女子たちを脅かしていたミチが僕の許へと戻ってきたから。
今からミチに脅かされるランには悪いけれど、僕は『よかった』と安堵するのだった。
◇◇◇




