第67話 僕だけではなくクラス中がお化けの為に? (7)
僕がミチが脅し、怯えている女子達をついついクスクスと笑いながら見ていると。僕の二の腕に自分の華奢な腕を回し、しな垂れ甘えていたランさんが、優艶に甘える行為を辞め。
彼女は自分の小さな頭を上げると。僕のことをジロリ! と睨みながら尋ねてきた。
「えっ!」
僕はランさんの問いかけに対して驚嘆した。でッ、終われば。
「……お化けに驚いている子達がいるから、その様子を見て笑っていただけだけれど。それがどうかしたの、ラン?」
僕は何故だかわからないけれど、急に不機嫌極まりな様子へと変わった彼女さまへと尋ねてみた。
「どうかしたじゃない、小山田……。小山田にはもう既にランがいるのに、他の女子達を見詰める必要がある? それは可笑しい? もしかして先ほど小山田がランへと告げた結婚のプロポーズは全部嘘偽り……。ランの事を揶揄っていただけなのか? 小山田は、そんなにも酷い男だったのか? ランは異性を見る目が無かった……。小山田ならば一生ランのことを愛してくれると思っていたのに……。ランは情けない女だ……」
ランさんは今にも泣き出しそうな顔で、大人の男女の縺れ……。成人女性のような台詞で僕が浮気者だと告げてきたから。
「ちょっと待ってよ、ラン! 僕は只、お化けの声はするけれど、姿が見えないから。僕はお化けの容姿が見えないかな? と思いながら。キョロキョロしていただけで……。その時にクラスの女子が視界に入って、お化けに驚いているようだから笑っただけで、ニ心や浮気心ははない。僕が好きで、愛おしいと思うのはランだけで、君だけを愛しているよ……」
先ほど僕はミチの幽霊にランさんへの想いをちゃんと伝えろと言われ、中々口からアイラブユーがでなかった。
でもその時にミチからランへの愛の告白は、一度目は照れ恥かしいけれど。二度目、三度もは安易に言葉にすることができるようになると告げられた。
でッ、その時に僕は『えぇ~、うそだろう?』と思っていた。
しかし先ほどミチから、愛の言葉が段々と軽いものにかわると言われたけれど。本当だ! と感心しながら、ランへは誤解だ! と告げた。




