第65話 僕だけではなくクラス中がお化けの為に? (5)
「……ん?」、「ああ、解ったよ、小山田……」、「もう少し、女子たちを脅かしてくるは……」
僕自身もミチの姿は見ても確認はできないけれど。陰気、引き篭もりの典型的な虐められっ子だった僕をここまで他人と和気藹々と話せるようにしてくれた……どころではなく?
ミチは自分の死に気がついているのか? いないのか? 僕自身もわからない……。じゃ、ミチに尋ねれば? と言うことになる。
しかし僕は他界してもクラスメイトたちのために行動をとり、クラスのみんながよりよい学園生活を送れるように、楽しめるように動いてくれているミチに、『お前は死んでいるのだから天国へといき、成仏をしなさい!』と残酷な言葉を告げることができないから。
何も聞かない、尋ねない。
ただミチがまだ地上にいる間は彼と楽しもうと思うから、僕も悪戯心をだしてミチへと嘆願をした。
「……小山田?」
「……ん? 何かな、ラン?」
「小山田は幽霊のことを恐れることなく楽しそうに会話をしているけれど。幽霊と知り合いなのか?」
僕が超親し気……。勇気を振り絞り、自分の彼女らしく下の名を呼び捨てにしてランは憤怒することなく、僕とミチは知り合いなのか? と、やはり超可愛く、首を傾げ尋ねてきた。
僕はそんなランに対して、自分の顔を緩め、鼻下を伸ばして変顔をすることもなく、キリッ! と凛々しく。
「う~ん、別に知り合いではないけれど、幽霊にためしに話しかけてみたらあの通りで……。幽霊さんは気さくに解答してくれて、話かけてくれているから、僕は彼と会話をしているだけだよ」
僕はいくら将来お嫁さんにランがなってくれると言っても。今の段階ではミチのことを内密にした。
「ふぅ~ん、そうなんだ」
「うん、そうなんだよ」
(お願い)
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