第63話 僕だけではなくクラス中がお化けの為に? (3)
「えっ! 何これは……?」
僕はランさんから教室内を見てみるようにと告げられて教室内を見渡した。
もう既に季節の方は梅雨も終わり、初夏の蒸し暑い季節にはなっているのだけれど。
僕の教室内は……。
「小山田凄いだろう?」、「俺はもしかして縁結びの神様かも知れない?」
ミチの幽霊が僕へと胸を張り、威張り告げてくる通りで、僕の教室内はまだ春爛漫……。室内の至る所でお花畑が出来上がり。男女のカップルが僕やランさんのように仲慎ましく会話をしている。
特に僕やランさんのように異国のカップルは、日本人同士のカップルよりもどちらかが妙に積極的……。
そう僕達の場合はランさんだけれど、お互いが手を繋ぎ、寄り添いながら、仲慎ましく会話……。チュチュとさり気なくキスまでしているから。
僕はまだ学校の方は御前中なのに凄いな、激しいな、と思いつつ、他人さまのカップルの様子を見て照れ恥ずかしさの余り、自分の顔を赤面するけれど。
僕が教室内を見渡す限りは、僕のように他人のことを気にして見ている者達の方が少ないから。
ランさんが僕に告げたように余り気にすることはないみたいだなと思えば。
「……ねぇ、小山田、仲の良いカップルが沢山できているから余り気にすることはないみたいだ」
ランさんが微笑みながら僕に告げてきた。
だから僕は「うん、そうだね」とランさんへと頷き、言葉を返すと。
「何で急にこんなにもカップルが沢山できたの?」と。
僕は今更のようにランさんへと疑問尋ねた。
だって僕がランさんの積極性にたじろぎ、狼狽している最中に……。家のクラスは僕が驚愕するくらい春爛漫のお花畑が多々できているから。
僕はランさんへと尋ねてみた。




