第62話 僕だけではなくクラス中がお化けの為に? (2)
「──大丈夫だ、小山田! ランと二人仲良くじゃれていようとも、他の奴等も忙しい。だから小山田とランに注目して構う暇など無い者の方が多々だから心配するな! 小山田!」
「そう今、幽霊が小山田へと告げた通り。何故かランと小山田以外にもカップルたちがクラス内で沢山できている。だから他人を冷やかす暇などみんな無いに等しい。だからランが大事なひとの頬へとキスをしても誰も気が付かないと言うよりも? ランみたいにしている子たちも沢山いる。小山田見てみろ?」
僕の問いかけに対して、ランさんよりも何故か、ミチのお化けの方が先に彼女が僕の頬へと囁きつつ接吻をしても大丈夫だと告げてきて終われば。
今度はランさんが自分だけではなく他人もしているから大丈夫、心配はない。そして僕に周り……。教室内の混沌とした様子を見て確認してみるようにと愛らしい。僕が産まれて初めてできた彼女……。
それも奥さんにまでなってくれると冗談ではなく、どうやら本気で婚姻の約束までとりつけてきたランさんが見て確認するようにと告げてきた。
だから僕は「ほら見ろ!」、「早く見ろ!」と急かすミチのことはまた無視して、教室内を広い視野で見て確認してみるのだった。
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