第53話 校舎内に現れる幽霊は男子と女子とでは対応が違うみたい? (11)
「おい、小山田がんばれ」
「俺はランと小山田がカップルになれて良かったな、と言ったんだ」
僕がランさんへと照れ恥かしくて告げることができないでいると。僕に勇気をだせと背中を押してくれる優しい台詞と。
ランさんへも僕が男らしく告げないといかない言葉が何処からともなく二人の耳へと聞こえてきた。
「「えっ!」」
だから僕とランさんは仲良く驚嘆した。
特に僕の場合はいつも腐った魚のような目ではなく、自分の瞼を大きく見開きながら驚いた。
でッ、驚いた僕は同じく驚愕したまま可愛く、自分の口を押えるランさんへと。
「今の言葉、ランさんも聞こえた?」
と尋ねた。
「う、うん、聞こえた……。聞こえたね……。小山田とランがカップルに馴れたから嬉しいと尋ねてきたけれど。そうなのか、小山田は?」
ランさんは僕へと大変に回答が困ることを尋ねてきた。
だから僕は自分の真横で首を傾げる異国情緒溢れる美少女さまへと何と言葉を返したらよいのだろうか? と困惑……。頭を抱えるけれど。
僕はランさんと自分に余計なことを言ってきた天の声……。
そうお化けへと……。
(ミチ! お前何を考えているんだ! いい加減にしろよ! ランさんみたいな美女が僕に好意がある訳ないだろう?)
僕は交通事故で急死した親友の浮遊霊へと不満を荒々しく告げた。
◇◇◇




