第50話 校舎内に現れる幽霊は男子と女子とでは対応が違うみたい? (8)
何故か、寝たふりをしている僕の許へと女子がきて──。
「小山田起きて! 起きて! 起きてください! また私を幽霊から助けて! 助けてください!」
ランさんが寝たふりをしている僕の背を揺らしつつ起きて、自分を幽霊から守れと告げてくるから。
僕は寝たふりをする行為を辞めて、自分の身体を起こし、真っ青な顔でお化けがだす怪音に震え、怯えている彼女へと。
「……ランさん、何で僕なんかの許へときたの? 男子ならば他にも沢山いるし。容姿の整った者たちもけっこう残っているよ?」
僕は小声で怯えるランさんへと尋ねる。
「えっ!」
ランさんは僕の問いかけに対して驚嘆する。
しかし彼女は直ぐに自分の口を開き。
「ランは以前、小山田に幽霊に追われているところを助けてもらった。だから小山田は今回も幽霊からランを守る。これは当たり前のことだ!」と。
ベトナム生まれの異国情調溢れる美少女さまが僕に任意ではなく、強制的にお化けから自分の身を守れと告げてくるから。
「えっ!」と僕は声を漏らすけれど。
『ジロリ!』と彼女に睨まれたから。
僕はランさんが怖いので、「うん」と頷き天井を見詰めると。
(お願い)
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