第40話 今まで教室内で起きた恐怖体験……(9)
ランの口から「えぇ、えぇとね~」と言葉が漏れれば。
ベトナムの少女は自分の立つ位置から窓──外を見詰めるから、彼女の周りにいる、このクラスの七不思議とでも言おうか? ランは自分が昨日経験した恐怖体験を話始める。
「──ランはね、昨日放課後、まさか幽霊が出るとは思わないから、家に帰宅をして学園の宿題をするにが面倒だからしていた。──すると教室内に西日が入ってきた。だからランは眩しいなと思いながら、自分の目を細め窓の方を見た。確認した。──ランが眩しいと思うのは陽の光が直接自分に当たるためなのかと確認できた。だからランは直ぐに立ち上がる。──そして大変に面倒な事だとは思うけれど。教室の窓をカーテン閉め、西日を教室内へといれないようにしようと試みた。だからランは席を立ち窓へと向けて歩いた。そして窓の前へと到着した。だからランはカーテンを掴もうと手を差し伸べたのだ。しかしランの手はカーテンを掴み、握る事はなかった。だってランの目の前でカーテンが自動で、次から次へと閉じていく訳だから。ランの腕はカーテンを握る事も無く静止するけれど。ランの口からは『あっ!』と驚いた声がもれたよ。ランの目の前で教室のカーテンが全部自動で締まり。今度は教室内が薄暗い部屋へと変わったから。ランは恐ろしくなり。慌てて自分の席へと戻り、机の上に置いてある教科書やノート、シャーペンも消しゴムも慌てて筆箱に戻して、ランはカバンに詰め、教室から逃げるように飛び出て帰宅をした。しかしサミールの話を聞けば。ランの背後から人の気配と足音がしていたような気もするから。ランも幽霊に追いかけられていたのかも知れない? ああ、ランは昨日、本当に恐ろしい経験を産まれて初めてした。ああ、怖かった……」
ランは淡々と自分の周りにいる者達へと昨日の恐怖体験を説明した。




