明日も明後日も来年も、人生は続く。
案内役の門番に導かれて、現実世界への帰り道を教えてもらっている最中、俺はとある疑問に首を傾げていた。
というのも、コイツの声をどこかで聞いた覚えがあるからだ。
日本の声優さんかなんかの声に似てるってわけでもなさそうだが……こんな声の知り合いなんかいたっけ……?
真っ白な鳥居を思わせる奇妙な門の前まで案内されたところで、門番が振り返りこちらに声をかけてきた。
「ここが現実世界へ続く門だ。ここを通れば第1大陸にある勇者召喚用の祭壇へと召喚される形でパラレシアへと戻ることができる」
「どーも。この度はお騒がせしました」
「お前が謝る必要はない。元凶はテラナザァの駄神だろ」
「駄神て」
神の使いにすらこの言われようである。
あの寄生虫、神界でも結構な嫌われ者だったっぽいなこりゃ。
「なーぅ」
「よしよし、もう少しで帰れるから我慢しな」
「ぁい!」
「溌溂な子だな……早く戻って安心させてやれ。じゃあな」
騒ぐセティを宥める俺にそう言い残して、元来た道へ戻ろうとする門番さん。
フードのせいで顔がよく見えないが、口元が微かに笑っているのは分かる。
「ちょい待った。なあアンタ、どっかで会ったことないか?」
「野郎からのナンパなら断っとるが」
「違うわボケ! そのまんまの意味に捉えろや!」
「ははは」
こっちの問いにキモい返しをしてきやがった門番に怒鳴ると、口元の微笑が悪戯っぽく歯を見せる雄々しい笑みに変わった。
ビジュアルが神の使いって感じだからもっとお高くとまってる印象だったが、話してみるとすんごいフランク。
「……幸せそうで何よりだ、梶川光流。もう会うこともない俺なんかにかまってる時間があるなら、家族のために使ってやれ」
「別にアンタを気使ってるわけじゃねぇよ。ただホントになんとなく、アンタの声に聞き覚えがある気がしたから聞いただけだ。『結局ありゃ誰だったんだ』って奥歯に食いカス引っかかったまんまじゃスッキリしねぇだろ」
「人のことを食いカス扱いするのはやめんか」
やっぱり既視感というか、話をしてる時のテンポにデジャヴを覚える。
間違いなく俺はコイツを知っているはずだが……。
「いいから帰れ。俺みたいに悔いの残る生き方をしたくなけりゃ、その一度だけの人生の時間を大事に使え」
「うわ?!」
背中を押され、半ば強引に門を潜らされると青白い光が俺とセティを包んだ。
これは、転移の光か!?
「待て、ちょ、おい!」
「じゃあな。……ああ、最後に一つだけ―――」
現実世界へ転移する直前、最後の言葉をはっきりと門番が口にしたのが聞こえた。
「あのジュリアンとかいうヤツの武器屋、はよ潰せ。そしてあのクソノートは帰ってからすぐ燃やせ。マジで。頼むから」
……正体見たり。
お前かい、クソジジイ。
やっぱあのノート、遺しておきたくなかったんだな……合掌。
~~~~~
「ただいまー」
「……っっ」
「パパ! パパァッ!!」
「おわぁ!? 待って待って、セティ抱えてるから危ないって!」
「だぅ!」
自宅へ帰ると、泣きそうな顔を隠すようにユーブとイツナが抱き着いて、顔を俺の腹へ埋めてきた。
この子たちからすりゃ、帰ってきたところで俺の首が転がってるわセティが浮かび上がって魔王ムーブしてるわアルマは泣いてるわで修羅場どころじゃない状況だっただろうしなー。そりゃ泣くわ。
「……焼きそば!」
「え?」
「パパ、私に『帰ってきた時に食べたいもん考えとけ』って言ってたでしょ! 焼きそば食べたい!!」
……言った、確かに言った。ユーブに後片付けを頼むついでに言い残しておいたが、帰ってくるなりすぐ言うか普通?
感動の再会直後だというのに食い気たっぷりの我が娘に思わず苦笑い。
「まぅ! だぅ!」
「……この子が、セティ?」
「ああ、お前たちの妹だぞ。ほら」
「あぃ!」
「も、もう大丈夫なのか? 親父、この子に首飛ばされてただろ……?」
「アレはセティに憑りついて操ってたクソ野郎の仕業だ。そいつはキッチリブチのめしてきたから安心していいぞ」
「なんだか分からないけど……またパパがなんとかしてくれたってことでOK?」
「おk」
今回の騒ぎはどうにか大筋の解決にはこぎつけたが、ちょっとだけ弊害が残ってしまった。
まず、アルマだ。
「……」
「ただいま、アルマ。……大丈夫か?」
俺の頭が飛んだり燃えてしゃれこうべだけになったり体だけで動いているのを見て、ショックで寝込んでしまったらしい。
比較的すぐに意識は戻ったようだが、ちょっと後遺症というか言語野にちょっと影響が出たというか……。
「……おかえり、ヒカル。頭、戻った?」
「ああ。もうアタマなくなったくらいじゃ死なないから平気だよ」
「っ……すごく、心配したっ……」
「……ごめんな」
「まぅ~」
「セティ、ごめん。私、あなたに剣を向けて……ごめん……」
「あぅ?」
ローアを思わせる、どこかぎこちない口調。
ユーブたちが生まれる前に戻ったような、奇妙な懐かしさを覚える。
どうやらショックが大きすぎたようで、話し方が若干退行してしまったらしい。
まるで幼子のように涙ぐみながら抱き着いてくる妻の頭を撫でつつ、謝った。
こうして家族の元へ帰ってきたところで、ようやく日常へ戻ってきたのだと強く実感。
ただ、今回の件でまだ気にかかる点が残っているのもまた事実。
まずセティだが、寄生虫野郎の影響がなくなったとはいえ魔王としてのプロフィールは健在。
むしろ解放されたことでその力の強さがはっきりと浮き彫りになったというべきか。
名前:セツナティア
種族:魔王
年齢:0
性別:女
職業:魔王
職業レベル1
職業能力値:1594
……嘘だろ。生後1日で既に特級職クラスの膂力があるんやが。
どうしよう。こんだけ強いとベビーシッター雇うどころか定期健診する度に医者が命がけの状況になっちまう。
ユーブとイツナもそうだったが、下手に同年代の子たちと接触させると大事故に繋がりかねんなこりゃ。
ま、まあ、これくらいは想定内。ちょっと大変そうだがどうとでもなる、はず。多分。
今更子育てに泣き言吐くほど弱気じゃない。……ホントダヨ。
それともう一つ。
俺たちの様子を窺っていたという『メニューを扱えるもう一人の存在』について。
現状、メニューを扱えるのは俺とネオラ君とセレネちゃんだけ。
魔王はいないしジジイは神界で働いてるっぽいから除外。
……まさか、地球から新たな転移者か転生者が来ていて、俺たちを観察していたのか?
となると対応がちと面倒になりそうだ。
事故で転移してきたならさっさと日本へ帰せば済む話だが、もしも妙な能力を持ったヤツが転移してきていたとしたら―――
……ん?
未だに泣き止まないアルマを撫でながら窓の外を眺めていると、ふと誰かが窓際に居るのに気付いた。
黒髪に若干白髪が混じった50代くらいの壮年男性で、どこかで見たような日本人風の顔つきで、なにかを口パクで伝えようとしている。
その唇は、困惑に満ちたように引き攣りながらこう告げていた。
『あ、今もしかして修羅場っすか? オレ氏、久々に挨拶しに来たんだけど……邪魔ならまた後日にしとくわ……』
……ジジイの次はアンタかい、吉良さん。
めっちゃ気まずそうな顔でそう告げた後、さっさと退散してしまった。
なるほど、確かに吉良さんも地球人ゆえにメニュー機能を持っているから……。
たまたま俺に挨拶しに来た時にあの寄生虫野郎が尻尾を出して、それをパラレシア様が吉良さんのメニュー機能越しに察知した、というわけか。……なんつー都合のいい話だ。
十数年ぶりの再会だってのに感動もクソもあったもんじゃないが、ありがとう吉良さん。助かった。
……ところで俺の腕はいったい何に使ったのかそれだけ教えてほしいんやが。
「ううぅ~~!! あああ~~~!!! あ゛ー!!」
「おおよしよし。ほらアルマ、お腹空いたってさ」
「ん、分かった。セティ、いっぱい飲んでね」
「あぅあう!」
「はいはいはい、野郎どもは部屋から出ていきな! 特にフォルト! なにガン見してんのぶん殴るよ!!」
「な、殴った後で言わないでくださいっす……」
授乳してる間、イツナが俺とユーブともう一人の青年を部屋から叩き出した。
何度も見てるし別にいかがわしい気持ちなんか微塵も湧かないが、まあデリカシーを考えるとね。
……ところでこのフォルトとかいう青年はどなた?
「イツナの彼氏だよ」
は?
イツナノカレシ?
いったいどこの辺境に生息してる珍種生物なんだソレは。
「現実を受け容れろ親父。信じられないだろうがマジであのイツナと付き合ってるんだわコイツ」
「え、えーと……初めまして、フォッグハルトといいます。イツナさんとユーブの二人とパーティを組んでます。いきなりこんなことを宣っても受け入れられないかもしれませんが、イツナさんとは結婚を前提にお付き合いをさせて頂いております」
「そうか……あのじゃじゃ馬ケモノ好き娘とよく付き合おうという気になったな。我が娘ながら結構な地雷だと思うが大丈夫かい?」
「オイユーブ、この人ナチュラルに自分の娘を地雷扱いしてんだが」
「親父の前だと本性出しまくってたからな。そんでお袋に折檻されるまでがいつものパターンだったよ」
「あんな超お転婆娘でも大事な我が子だ。彼氏ができたというのは素直に嬉しいよ。ありがとう、イツナを選んでくれて」
「いえ、とんでもない! むしろオレなんかと付き合ってくれたことにこっちが感謝してるくらい―――」
「それはそれとして、イツナと結婚したいというのならば俺を倒せるくらいに強くなってからにしてもらおうか」
「えっ」
「いや無茶言うなや親父。イツナ一生独身になっちまうだろうが」
いーや俺だってあのクソ強怖い義父さん相手に試されて戦ったんだ。
大事な可愛い愛娘を預ける相手となれば妥協はせんぞ。
やっと平穏な……平穏? な日常へと帰ってこれたが、多分これもそんなに長続きしないだろう。
なんせこの十余年間、魔族騒ぎ以外にもバカみたいにトラブル起きまくってたからな。
今回の騒ぎも危ないっちゃ危ない案件ではあったが、ぶっちゃけさほど深刻には感じなかったな。
「授乳してる間にイツナのリクした焼きそば作るか。ユーブは他になんか食べたいもんあるか? 生姜焼きとか?」
「ああ、それでいいよ」
「ユーブ、旅してる間にショウガ焼き食いてーとかばっか言ってたよな。そんなにうまいのか?」
「フォルト黙れてめぇ!」
「そーかそーか嬉しいなー」
「その微笑ましい物を見るようなムカつくくらい優しい目をやめろクソ親父!」
あの金髪ショタ神にはさっさと仕事を引き継いで隠居したい的なことを言ってたが、正直ジジイになっても毎日ドタバタしてる未来しか想像できん。
しかし、騒ぎの済んだ直後くらいはゆっくりさせてもらってもバチは当たらんだろう。
焼きそばを作りながら、今後の憂いに思いを馳せていると、ユーブが呆れたように言った。
「しっかし、帰ってくるの遅かったな親父」
「悪い悪い、部屋の片づけ手伝ってやれなくて悪かったな」
「ホントだよ、3日も家を空けやがって。片付けよりも母さんをなだめるのに苦労したわ」
は?
「みっか? え、3日? 出てからまだ数時間しか経ってなかっただろ?」
「いやホントに3日経ってましたってば。ユーブもイツナさんもアルマさんも、死んだ目しながらずっと片付けてました。特にアルマさんがカジカワさんの焦げた頭蓋骨抱えてひたすらうわ言を言い続けてた時は本気で心配しましたよ……」
ヤバい。
3日経っているということは、つまり……。
『グルッ』
「……ん? カジカワさん、窓の外に誰かが立って……えっ……!?」
「お、オーガ……!? いや違う! コイツはっ……!?」
鬼先生との鍛錬を、2日サボった判定になる。
……窓の外から赤黒いオーラを出しながら腕を組み、地獄のような微笑みを浮かべている鬼神を見て、出来立ての焼きそばを差し出しながら命乞いの準備を始めた。
「えーと……お久しぶりです鬼先生。一緒に焼きそば食べます?」
『クウ。シネ』
「ぼごっふぁ!?!!」
焼きそばの乗った皿を奪うように受け取りつつ、反応すらできないほどの速さで顔面をぶん殴られた。
そしてそのまま歩き食いしながら帰っていく鬼先生。何しに来た。
……てか箸の使い方が無駄に綺麗なのはなんなんだよ。
「だ、大丈夫か、親父……?」
「今のなんなんすか!? なんか無茶苦茶怖ぇ鬼みたいなのが襲いかかってきたと思ったらヤキソバパクって出ていったんすけど!?」
「き、気にするな……歩く災害みたいなもんだから、関わるだけ損だぞ……」
……しかし、鬼先生の指導があったおかげでステータスなしの状態でもあの寄生虫野郎をぶちのめすことができたのもまた事実なんだよなぁ。
鼻血を拭きつつ、改めて焼きそばを作りながら内心ちょっとだけ感謝しておこう。ほんの少しだけだがな。顔面イテェ……。
うむ、早速ドタバタしてるがこんなものならば日常の範疇。
これくらいならいくらでも耐えられるわいハハハ。
「義兄さん、ただいま。結婚して」
……。
「おかえりローア。連絡を入れたのは昨日……いや3日前なのにもう戻ってきたのか。大陸の反対側からだってのに随分と早かったな」
「姪っ子が産まれたって聞いたから、急いで帰ってきた。結婚して」
「うん、一旦落ち着こうか。……セレネちゃんが好きって話はどうなった?」
「セフレとは現在進行中。それはそれとして義兄さんとも結婚すればいいってことをミルムの家族を見て悟った。これ婚姻届け」
「言ってることの意味が1ミクロンも分からん! てかなに用意してんだ!? 持って帰ってセレネちゃんと一緒に書きなさい!」
「……僕の家族を紹介したの、間違いだったかな……」
「当たり前のように私と籍を入れる流れに持っていくのやめてもらえますか……」
ローアと同行しているミルム君とセレネちゃんが後ろのほうで死んだ目でツッコミを入れているが、気持ちは分かる。死ぬほど分かる。
だがこの義妹を止められるのは君たちしかいないからどうにかこの子と縁を結んでくれないか性転換とかの薬が必要なら費用は出すから(ry
てかミルム君の家でハーレム状態のネオラ君でも見たのか? アレは特殊過ぎる例だから参考にするなマジでやめろ。
迫るローアをどうにか引き剥がすと、姪っ子の顔を見に来たんならまずそっちからにしろとセレネちゃんに引き摺られ、セティたちのいる部屋へと連行されていった。
マジでどうにかなんないもんかなあの子は。義父さんと義母さんはもうちょっと教育に力入れるべきでは……?
いや、人のせいにしてばかりじゃダメだ。俺も根気強く倫理観やら貞操観念やらを学ばせてやらないとこの先どうなるか分かったもんじゃない。もう一服盛られるのはごめんだ。
……今後も襲いかかってくるであろう困難を乗り越えていけるかどうかちょっと自信なくなってきたな……。
次は誰がどんな面倒事を持ってくるんだ。怖い。考えるのも億劫になってきたわ。
まあいい、憂いてばかりいても始まらん。今はさっさと焼きそば焼いてイツナたちに腹いっぱい食わせてやらんと。
ピリリリリ
ジリリリリ
ファンファンファン
ビーッ ビーッ
カンカンカン
ピリピリピリ
ピロリロピロリロ
作ってる最中、今度は通信魔具たちが着信音をけたたましく響かせた。
仕事用もプライベート用も緊急用も予備用まで全て一台残らず鳴り出して、一斉に通信状態へと切り替わっていく。
『あ、カジカワ君聞こえる!? こちらグランドマスターだけど緊急任務! エマージェンシー!! 第3大陸に終焉災害が発生したからちょっとボコってきて!!』
『カジカワさーん!! そっちにリリアンヌ来てないっすかー!? 昨晩から急に家出するとか言い出してからどこ行ったか分かんないんすけど探してほしいっすー!!』
『梶川さんヘルプ!! 第5大陸中の令嬢たちがまた女装しろとか結婚してくれとか言いながら自宅にまで追っかけてきて逃げ回ってるんだちょっと匿ってくれ頼む!!』
『あー、済まんカジカワ、フィルスが散歩の途中でギックリ腰になったんだが回復魔法じゃ治らねぇ。忙しいだろうが生命力操作で治してやってくれ』
『アイザワだが、ドラゴンのせいで王宮が爆発した。直すの手伝えカジカワ』
『マスター、ちょっと仕置き人ギルドのほうへ顔出していただけますか? 仕置き役が心を病んでしまったので代わりに仕置きしていただきたく……』
『ふはははは! マイ・カスタマー! ついにドラゴン・バスターを超える究極の武器が完成したぞ!! 今すぐ試運転に来るがいい!!』
「うるせぇぇぇぇえええええ!!! 俺ぁ聖徳太子じゃねぇんだぞ!! こちとら今焼きそば作るのに忙しいんじゃボケェェェエエエッッ!!!!」
どれだけ忙しかろうとも、生きている限り人生は続く。
明日も、明後日も、来年も。
生きている限り、多分俺はずっとこんな感じなんだろう。
逆に言えば、ドタバタと騒がしいのはきっと俺がしっかりと人生を踏みしめながら生きている証左なんだと思う。
そう思わなきゃやってられんわ。
あーもーまとめてかかってこいやコンチクショウがぁぁぁああああああっっ!!!!
~~~~~
「つ か れ た」
「お疲れ様、ヒカル。リリアンヌは一緒に焼きそば食べたら満足して帰って行ったから安心していいよ」
「左様ですか。……なにしに来たんだアイツは」
「ところで、聞いていい?」
「なにかな……? できればもう寝たいんだが……」
「帰ってきた時に、ヒカルからウルハの匂いがした。あとウルハの血の匂いも」
「アッ……」
「どんな方法を使ってセティを助けたのか、教えて?」
「アッハイ」
この後、あらいざらい白状させられた。超怒られた。
セティを助けるためとはいえ、ウルハ君をマジで殺す3秒前まで追い詰めたことは倫理的にアウトだし当然っちゃ当然だが。
というか、殺そうとしたことよりもそれを隠していたことに対して怒っているようだ。
次の日、アルマと一緒にウルハ君の世界まで足を運んで滅茶苦茶謝りに行った。
案の定、ウルハ君の嫁さんから激烈に非難されたが。
当のウルハ君本人は大して怒ってなかった……というか『あー、それでか……』とか言いながらなんかえらく納得した様子だったが、はて……?
これにて一応の最終回と相成りますが、最後にもう一話だけエピローグ執筆予定。
これまでずっと見守っていたとある存在視点にて、今年中に投稿しようかなと。
最後の挨拶は、そのお話で申し上げさせていただきたく存じます。しばしお待ちを。




