第4章 あとがき
みなさん、お疲れさまでした~!
今回は主にチヒロの冒険といったところでしたが、第4章はいかがでしたか?
皆さんお気づきかとは思いますが、いわゆる「フランツEnd」が本来のストーリーですね。
ただ、フジサキもいますし、コルデア家には他にも魅力的なキャラクターがたくさんいますから、好感度によって他の人のイベントも見れますよ、というゲームにしてみました。
ですので、どれが正解とかはないのですが……少なくとも、1回のプレイで全部のイベントを見ることはできない作りになっています。(エンディングだけはすぐに見れますけどね)
そもそもは、作中のチヒロの
「乙女ゲーの世界に来たかと思った」
という台詞からこのシステムを思いつきました。
そうすると、原作にはない他のキャラクターのイベントを増やす必要があるので、そこがちょっと大変でしたね。
自分が勝手に書いた部分については私自身が
「このキャラはこういうことを言いそう」
と考える訳です。
そうすると
「このキャラはこんな人じゃないよ」
「何かキャラがブレてる」
……というような違和感を感じさせてしまっては駄目ですよね。
そこがちょっと心配です。
梅雨空様が作ったキャライメージと大きく離れてないといいのですが。
この章では、チヒロがこの世界に馴染んでいき、初めて「仲間」と認識しその「仲間」に受け入れられて生き生きと活動する彼女の様子が描かれています。
どこか人間関係に諦めや割り切りがあり、少しヒネてしまっていたチヒロですが、十代の少女らしい明るさを取り戻し、頑張っている様子が原作の雰囲気を損なうことなくお伝えできていればいいな、と思っています。
この作品は、
梅雨空あんこ様:作
『JKのアタシが異世界転移したワケなんだけど、
チートなのは相方の方でした【改訂版】』
の第16話の途中から第31話の途中まで、および「旧版」や「エブリスタ版」に掲載されている「番外編」を混ぜ込み、ゲームブックに仕立て直したものです。
そして……ゲームブックとしては、ここで一旦「完結」とさせていただきます。
原作版では、ここからアイネの初恋大作戦に協力するチヒロの奮闘ぶりが描かれるのですが、その「アイネ編」が現在途中になっています。
ですので、第5章の創作は「アイネ編」が完結してから、ということになりますね。
チヒロの活躍が気になる方。是非、上記の原作版の方を読んでみてくださいね。
このゲームブックは、「リサイクル作品」の1つとして制作しました。
私が行っているリサイクル活動には、色々な形があります。
このゲームブックのように、原作者以外の手によって創り上げられ、作品となったもの。
そうしてできた素敵な「リサイクル作品」は、他にもあります。(ちなみにすべてちゃんと小説です。ゲームブックは、単に私の趣味です。)
そして今も、誰かの手によって作品になることを待っている「リサイクル希望」タグを付けられた原石もあります。
興味を持たれた方は、是非、加瀬優妃の活動報告を覗いてみてくださいね。
最後に。
改訂版の創作続行を快くOKしてくださった、梅雨空あんこ様。
本当に、ありがとうございました。
少しレベルアップして戻ってきた……つもりですが、いかがでしたでしょうか?
それでは……この辺で。
長い間ゲームブックにお付き合いくださった方々。
本当に、ありがとうございました。
加瀬 優妃




