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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第4章 アタシと、コルデア家
770/777

4-≪ 344 ≫

≪ 344 ≫


「わからなくもないけど、それ言っちゃダメだよ!」

「わからなくもない?」


 アタシの言葉に、フランツさんがアタシにも厳しい視線を向ける。

 アタシはドキッとして思わず言葉を飲み込んだ。



★チヒロの【 A point 】は、【 3pt 減少 】しました。



 フジサキはアタシを庇うように前に出ると、

「マスターもよくお聞きください」

と言って、再びフランツさんに目を向けた。


「フランツ様の語られた過去がたとえ事実であったとしても、それは人族側のみの主張です。長角族の主張、異議、反論は全く反映されておりません。一時の感情で一方的な武力行使を行っても、根本的な解決にはならないのでは? 負の感情は、また新たな負の感情を生みます。このままでは何度でも同じ事が繰り返され――」


「そんな事は……分かっているッ!」


 淡々と語るフジサキの言葉を遮って、フランツさんが立ち上がった。

 その気迫と怒鳴り声に無意識に体が震えた。





 このまま、≪ 102 ≫ へ進んでください。

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