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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第4章 アタシと、コルデア家
763/777

4-≪ 337 ≫

≪ 337 ≫


 この異世界に来てから、身体的に大きく変わった事が一つある。

 女の子としては嬉しい事なのだが、ちょっと気味が悪いのもまた事実。

 何かと言うとだね。ズバリ、全身の毛が伸びないし、生えなくなりました。


 かれこれ異世界に来てから1ヵ月以上経つんだけど、こっちに来る前に処理した無駄毛が1本も生えてきてないの。

 眉毛はおろか足の毛まで全身永久脱毛したみたいだ。

 たぶん、『毛が伸びなくなった』と言うより、異世界に転移した事でアタシ自身の『時間』が止まってしまった……あるいは、肉体の経過時間が超ゆっくり流れるようになってしまったのでは? という極論に辿り着いた。

 もっとデリケートな事情も打ち明けると――生理もずっときていない。

 いろんな出来事が立て続けに起きたせいで遅れちゃってるのかな? とも思ったけど、一向に出血の兆候が見られなかった。


 そんなピンポイントに『全身脱毛』と『生理を止める』特殊能力が備わるわけがない――と思いたい。

 つまり、この異世界では何年経とうともアタシはこの姿のままの可能性が高いという事だ。

 時間軸の違う世界から来た転移者だからなのか、それとも何かしらの見えない力が働いているのか……SFはそんなに好きじゃないし、JKには専門外だからよく分からないけど。


 それってどうなんだろう? と鏡に映る自分に自問自答してみた。

 当然、答えが返ってくるはずもなく、諦めて着替えの服を手に取った。





 このまま、≪ 29 ≫ へ進んでください。


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