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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第4章 アタシと、コルデア家
762/777

4-≪ 336 ≫

≪ 336 ≫


「いってぇな、兄貴! 殴る事はねぇだろ!!」

「そうだよ、マルコ! 大体、先に喧嘩を吹っかけてきたのはハルなんだからッ!!」


 突然の拳骨に頭を押さえた涙目のシェナと不満顔のハル先輩は、口々に言い訳を始めた。

 お前らは、先生に怒られた小学生か……。


 マルコ先輩は、頼りになる皆のお兄ちゃん的存在だ。

 シェナとハル先輩の喧嘩を止めるのもマルコ先輩のお仕事の一つで、2人が喧嘩を始めると何処からともなく必ずやって来て、お説教タイムが始まるのだ。


「先に喧嘩をしかけたハルも悪いけど、殴りかかったシェナも悪いよ。巻き込まれたチヒロはいい迷惑だし、この後の仕事にも支障が出てるじゃないか! それなのに言い訳するなんて、この由緒あるコルデア家のメイドと執事としての自覚が足りてないとしか言いようがないよ!」


 腰に手を当てて、小言を言い始めたマルコ先輩。

 マルコ先輩にこっぴどく怒られた2人はシュンとしてはいるが、内心は復讐心に燃えているに違いない。

 実際、マルコ先輩の見えない後ろ手でお互いに小突きあっている。

 マルコ先輩も大きな子供を抱えて大変だな。心中、お察しします。合掌……。


「何でもいいけどね、アンタ達の水遣りの仕事済ませておいたよ。これでまた一つ貸しだからね」


 ガミガミと続くマルコ先輩の説教を、洗濯籠を持ちながらぼんやりと聞いていると、やけに色気のある女性の声が飛んできた。


「すみません、ビアンカ姉さん。シェナがまたハル先輩と喧嘩しちゃって……埋め合わせは今度シェナと2人でします」

「ふん。いつまで経っても来ないから、そんなこったろうと思ったよ。大概にしておかないと今度はエレノアかウィルソンに説教されるよ」


 あぁ、おっかないね。と、ワザとらしく身震いしながらゆっくりとした歩調でやってきたのは、メイドのビアンカ姉さんだ。





●○●CHOICE TIME!●○●


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