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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第4章 アタシと、コルデア家
758/777

4-≪ 332 ≫

≪ 332 ≫


 フランツさんの表情は暗くて、これ以上詳しく聞くのは憚られた。

 話題を変えよう。そうだ、『英雄』の方を聞こう。


 そう思った、矢先だった。

 近くで遊んでいた子供達の1人が、頭に枝を二本、ベルトで括りつけて大声でこう叫んだ。


「グワッハッハッハッ! 俺様は《ちょうかくぞく》だぞッー! 人族め、皆殺しにしてやるッ!」


 『ちょうかくぞく』――。

 子供がその言葉を発した途端、通りがかった人々や母親達の視線が一気に集中した。

 ママ友と話していた母親が、血相を変えてその子供の元に走って来た。

 頭に付けた枝を乱暴に叩き落すと『その名前を言っては駄目といつも言ってるでしょうッ!』とヒステリックな声で怒鳴りつけた。

 叱られた子供は何故自分が怒られたのか、理解できなかったのだろう。

 見る見るうちに大きな目に涙を浮かべて泣き出してしまった。


 周りの通行人達の顔を見れば、皆、蒼白だった。脂汗を浮かべている人さえいる。

 まるでお化けでも見たかのかと言いたくなる表情だった。

 そして我先にとその場から退散していく。



★チヒロの【 A point 】は、【 1pt 増加 】しました。





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