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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第4章 アタシと、コルデア家
755/777

4-≪ 329 ≫

≪ 329 ≫


 ふと、フランツさんが近くにいた執事さんに紅茶のお代わりを頼んだ。

 門で出迎えてくれたウィルソンさんじゃない……随分若い人だ。

 赤い短髪に鼻の上に横一文字の小さな傷跡がついている。


 ……大学生ぐらいかな。フットサルとかバスケのサークルにいそうな風貌だ。

 これが乙女ゲーなら、出会いは体育館でボールが頭に当たって気絶したところを医務室に運んでくれた、とかで何やかんやで「へっ、アブなかっしくて見てらんねぇな!」とか言って好意を寄せられるパターンだろうか。いや、これだとベタ過ぎるか……。


 ……まぁ、当の本人はすました顔でフランツさんのカップに紅茶を注いでいるだけなんだけど。



★チヒロは【 Key word 】の【 体育館 】を入手しました。



 このまま、≪ 261 ≫ へ進んでください。


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