4-≪ 306 ≫
≪ 306 ≫
「さて、話の続きは夕食をとりながらするとしよう。ウィルソン、準備は出来ているか?」
「はい、旦那様。準備は整っております」
「では、食事にしよう。チヒロ、フジサキ、お前達も来なさい。一緒に夕食を食べようじゃないか」
「え? 良いんですか?」
「なに、食事は大勢の方が楽しいものだ。いつもは3人だけだからな。それとチヒロ、それはアイネの服だな?」
指摘されて、はたと思い出した。
そうだ、アタシは今アイネのお下がりを着ているんだった。
脱げと言われるんだろうか。
そう覚悟していると、返ってきた言葉は意外なものだった。
「うむ、良く似合っているな。やはり、年頃の娘は可愛らしい服で着飾るに限る。アイネはその服を着たがらんのでな、これからはお前が着てやってくれ。服も着るものがいる方が喜ぶだろう」
「あ、ありがとうございます。大切に着させて貰います」
「そう固くなるな。一緒に暮らすという事は、家族になったも同然だ」
●○●CHOICE TIME!●○●
【 Key word 】の【 淑女 】がありますか?
ある …… ≪ 77 ≫ へ進んでください。
ない …… ≪ 160 ≫ へ進んでください。




