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「えーと、そうだね……」
コホンと、咳払いを一つしてフランツさんが理由を語り出した。
アタシは固唾を呑んでその答えを待つ。
「これは言い訳にしかならないけど……あの時の僕は、どうしても君を王都に行かせたくなかった。もっと君を知りたいと思った」
自嘲気味に笑うフランツさんの発言にアタシの中に激震が走った。
開いた口が塞がらないとはこの事だ。
何その台詞……一瞬、乙女ゲーの恋愛イベントでも発生したのかと思った。
告ってるの?
それ、出会ったばっかりのアタシに愛の告白してるの?
いいの!? アタシ、勘違いしちゃうよ!?
●○●CHOICE TIME!●○●
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