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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第4章 アタシと、コルデア家
709/777

4-≪ 283 ≫

≪ 283 ≫


「おい、チヒロ、何をボーっとしてるんだよ!」


 ハル先輩にドンと背中を叩かれて我に返る。

 そうだった。まかない料理の話だった。


「ハル先輩! フジサキなら一つ、それらしき物を作れるかも!」

「本当か!? じゃあ、今日は二人がまかない当番ってことで、任せたからな!」

「あ、ちょっ……!」


 ハル先輩は「うひょー、楽しみだぜー」とか叫びながら、ものすごい勢いで走り去ってしまった。

 ちょっとちょっと、肝心のフジサキはどこにいるかぐらい教えてくださいよ。

 もう、しょうがないなあ……。


 アタシは大きな溜息をついたものの、少しワクワクしながら早足で歩き始めた。



 アタシが「まかない料理にカレーうどんを作って!」とお願いすると、フジサキは「承知いたしました」と無表情で答えた。

 だけど心なしか、嬉しそうだったと思う。

 アタシも玉ねぎの皮を剥いたり、手伝えることは手伝ったけど……。


 使用人の皆からはすこぶる好評で、『フジサキ特製のスパイシーなスープパスタ』という名前で、フジサキが食事当番の時のまかない料理に追加されていた。

 ……ついでに言うと、アタシの料理ができなさ加減も伝わったのか、アタシにはまかない当番は回ってこないことになった。



 ……元の世界との違いに疲れることも多いけれど、これだけは言っておこう。

 コルデア家のメイド見習いになったアタシは……今、ちゃんと心から笑っているよ。





                        ~ 7th Scene End ~



★チヒロの【 C point 】~【 I point 】を必ず記録しておいてください。

★チヒロの【 Key word 】を必ず記録しておいてください。


 このまま、≪ 250 ≫ へ進んでください。

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