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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第4章 アタシと、コルデア家
707/777

4-≪ 281 ≫

≪ 281 ≫


 フランツさんが疲れた様子でこちらに戻ってきた。

 アイネの槍を受け止めていた剣を、右手に持ったまま。


「あ、フランツさ……」

「チヒロ、本当にすまない。怪我はないかい?」


 喋り出す前に、フランツさんにすごい勢いで肩を掴まれる。

 いや、そんな焦らなくても……。

 それに、剣が出しっぱなんです! 怖い!!


「だ、大丈夫です。大丈夫ですから、落ち着いて……」

「アイネには後でよく言って聞かせるよ」

「はい……」


 言って聞くような子には見えなかったけどなあ……。

 そう思いながら苦笑いすると、フランツさんはアタシの肩から左手を離し、フジサキの方をジロッと睨んだ。


「ところでフジサキ。さっきのは……?」

「……?」


 睨まれたフジサキは「何のことやら」という顔をしている。

 さっきの――ああ! アレか!

 アイネの手の甲にチューしたやつ!





●○●CHOICE TIME!●○●


「フジサキの代わりに説明する」

       …… ≪ 104 ≫ へ進んでください。


「危険なので話を逸らす」

       …… ≪ 346 ≫ へ進んでください。

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