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「ふははははッ!! フランツッ! お前も随分、面白い冗談を言えるようになったじゃないか!」
突然ロバートさんがフランツさんの方を見て豪快に笑い出した。
うぉ、ビックリした! どうしたんだ、いきなり……。
アタシは呆気に取られた。
それはフランツさんも同じだったらしく、笑うロバートさんに弁解をし始めた。
「冗談じゃなくて、本当にこの子がそのスパイなんだ。ね? チヒロ?」
「は、はい……。ご紹介に上がりました、私がティルバ連合のスパイ容疑が掛かっている、宮間千尋です。息子さんのフランツさんにはお世話になってます。アイネお嬢様の服も借りてます。本当にすみません。生まれてきてすみません」
もう土下座でもした方がいいんじゃないかと思えてきた。
すると、ロバートさんの眉間に見る見るうちに深い皺が浮かび上がった。
ヤバイ、怒らせちゃったか!!
スパイのくせに頭が高い奴だ、切り捨ててやるとか思ってるのかもしれない。
ど、どうしよう!
●○●CHOICE TIME!●○●
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