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ここはちゃんと本人と面と向かった方が良さそうだ。
『アバズレ』、『泥棒猫』とか言ってるし……どうやらフランツさんに絡むのがお気に召さないようだし。
「あの……アイネ様? アタ……私には全く身に覚えのないことなんですが……」
「ここまでされてもまだシラを切るの? 意外としぶといのね。いいわ、私から説明してあげる」
ここでやっとアイネは槍を下ろし、机から身軽な動作で飛び降りた。
警戒するフランツさんを横目に見ながら、アタシに近づいてきて一歩距離をとった所で歩みを止めた。アタシを牽制しているのか、槍の柄で床をガンッと突いた。
ちょっと身体が震えたけど、必死で我慢する。
女は度胸!! おう!!
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