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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第4章 アタシと、コルデア家
689/777

4-≪ 263 ≫

≪ 263 ≫


 まぁ、何はともあれフジサキのおかげで危機を回避できたわけだし、お礼を言っておこう。


「サンキュー、フジサキ。でもさ、一つ文句言っていい? アタシが槍を向けられた時点で助けて欲しかったんだけど。死ぬかと思ったし、ガチでおしっこ漏らすとこだったんだけど?」

「あの方は、最初からマスターを傷つける気などございませんでした。ですので、フォローは無用と判断致しました」

「何でそう言い切れるのかな? 根拠は何さ?」


 不貞腐れた顔で見つめながら答えを待ってみる。

 フジサキは自信たっぷりといった感じでこう言った。


「アイネ様はフランツ様と同じく《騎士道》を重んじていらっしゃる方だからです」

「……」


 何のこっちゃ。よくわかんないな。


「うーん……まぁ、いっか! それよりアンタ、手は大丈夫なの? 素手で刃物受け止めてたけど?」


 その推測に納得はいかなかったが、ふとフジサキの刃物を受け止めた方の手に目が行った。

 フジサキは『問題御座いませんよ』と言って、アタシの目の前に手を広げて見せた。

 掌には切り傷どころか、痕すら付いていなかった。

 お前の肌は、未来の新素材かガン●ニウム合金ででも出来てるのか?


「大丈夫なら良いけど……それとアンタ、あの臭い台詞は流石にないわぁ」

「そうでございましょうか? ローナ村のお嬢様方はあの台詞で、大体大人しくなって下さいましたが?」

「対象年齢が全然違うでしょうが。あれはアイネお嬢様が純粋な初心だったから、通じただけだよ」


 女が全員、あの台詞で落ちると思うなよ。

 フジサキはイケメンだから、大体の場合は言っても許されるだろうけど、火に油を注ぐ可能性だって十分に有り得る。



★チヒロの【 D point 】は、【 1pt 増加 】しました。





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