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「まぁ、そうだけど」
「じゃあ、仲間だよ!!」
シェナはそう言うと、ニコニコと笑った。
初めて会った時といい、シェナのこの笑顔にどれだけ励まされたかわからない。
どう振舞うのがいいか、とか、こんなこと言っていいのか、とかいちいち考えなくていいということが、こんなに楽で楽しいことだなんて、元の世界にいた頃は知らなかった。
★チヒロの【 F point 】は、【 1pt 増加 】しました。
「でも……でもね?」
「ん?」
「万が一、チヒロがね。フランツ様と恋人同士になったとするでしょ」
「……前提がおかしいな」
「そしたらね、私が未来の若奥様となるチヒロの世話をする訳でしょ」
「……」
「で、フランツ様とイチャイチャしてるところも見る羽目になって……」
そこまで一気に話すと、シェナはぷるぷると震え出した。ぎゅっと拳を握りしめる。
「わーん、嫌だあ、そんなのー!!」
●○●CHOICE TIME!●○●
【 C point 】≧【 F point 】
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【 C point 】<【 F point 】
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