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「ふ、ふふふ……フランツさんッ！　失礼ですが、こちらの方は？」

　声を喉から絞り出して、剣で槍を制したままのフランツさんに恐る恐る聞いてみた。

　すると、フランツさんは大きなため息を一つついて、苦笑気味にこう言った。

「こんな最悪の形で紹介したくなかったんだけど……チヒロ、この子はアイネ。僕の妹だ」

　妹さん？　あんまり、似てないけど……見た目も、性格も。

　それよりもだな。2人ともそろそろ、剣も槍も下ろそうか？

　あのね、アタシのプレパラートな精神がもう限界なのよ！

　お家の中でチャンバラしちゃいけないって、お母さんに教わらなかったの！？

　こんな教育でコルデア家は、大丈夫なのか？　　

　アタシから言える事は、ただ一つ。

　フランツさんの妹、アイネちゃんはとんでもない子でした。

●○●ＣＨＯＩＣＥ　ＴＩＭＥ！●○●

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