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「えぇ? アイネお嬢様に呼び出された? 何だぁ、相談ってそんなことかあ……」
広くて薄暗い、壺やら絵画やらが所狭しと並んだ棚が多数置かれたコルデア家の倉庫。
土や絵の具の独特な香りが充満する中、アタシ達4人はヒソヒソと声を忍ばせていた。
倉庫に着いたアタシ達は、手分けして倉庫を隅々まで手早く掃除すると入り口から死角になる位置を探して床に円陣を組んで座った。
相談の内容である『アイネから突然、部屋に来るようにと言われた』と3人に告げると、アタシの隣に座っていたシェナがガッカリしたような声を上げた。
「開口一番に相談に乗るって言ったのは何処の誰だい? 聞くんならちゃんと最後まで聞いてやりな、シェナ」
「だぁってぇ……コイバナかと思ったのにー」
「全くしょうがないねぇ、この子は。……確かチヒロは、アイネお嬢様に毛嫌いされてるんだったよね? そんなアイネお嬢様が自室にチヒロを呼びつけるなんて、おかしな話と言えなくもないしねぇ」
シェナの隣に座るビアンカ姉さんが顎に手を当てて唸った。
いきなり興味を失ったシェナと違って、ビアンカ姉さんはそれなりに真剣に考えてくれているみたいだ。
●○●CHOICE TIME!●○●
「こうなったらビアンカ姉さんを頼る」
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「シェナに自分の気持ちを訴える」
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