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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第4章 アタシと、コルデア家
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4-≪ 230 ≫

≪ 230 ≫


「あの……メイドの仕事ってどんな感じなんですか?」

「え? そうだねぇー」


 ふむ、と暫く考えるような素振りをしてから、ビアンカ姉さんは一人納得したように頷いた。


「やっぱりシェナと一緒に働いてもらうのがいいだろうね」

「え?」

「シェナー、ちょっとー!」


 ビアンカ姉さんの声に、少し離れたところにいた金髪のツインテールの女の子がたたたっと走ってきた。


「なあに、ビアンカー?」

「チヒロに仕事を教えてあげな。歳も近いようだし……その方がチヒロも気が楽だろうしね」

「おっけーい!」


 シェナは元気よく返事をすると、アタシを見てニコッと笑った。

 そばかすがキュートな、可愛いメイドさんだ。


「私はシェナ。よろしくね、チヒロ。さ、行っくよー!」

「え? え?」


 シェナはアタシの背後に回ってその背をグイグイと押した。

 急かすようなその行為に驚いていると、彼女の声が背後から響いた。


「ほらほら、メイドの仕事はいっぱいあるんだから! こんな所でボーっとしてたら、エレノアさんに怒られちゃうよ。お話はお仕事しながらしようね!」



 そうしてアタシに仕事の説明をしながら、シェナはいろんな事を聞いてきた。

『チヒロは巫女様だったんでしょ? 巫女様ってどんなことするの?』

と聞かれて、

『特に何もしていないよ』

と答えると

『へー。巫女様って退屈なんだね。ここで仕事する方がきっと楽しいよ!』

と手を動かしながら、コルデア家のメイド達の話をしてくれた。



 メイド長が、初日からいろいろお世話になっているエレノアさん。

 さきほどのビアンカ姉さんに、マーサ先輩。

 マーサ先輩はとにかく謎が多い。

 ビアンカ姉さん曰く『マーサは、アタシより上だよ』との事だが、童顔なのかそうは見えない。

 ブロンドの髪を三つ編みにした眼鏡の女性で、いつも抑揚のない声色で喋るから、喜怒哀楽もいまいち掴めないんだよね。





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