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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第4章 アタシと、コルデア家
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4-≪ 227 ≫

≪ 227 ≫


「えーっと……あの人って、フジサキのことでしょうか?」

「……!!」


 アタシがフジサキの名前を口にした途端、アイネは両手で自分の頬を押さえて、更に顔を真っ赤にした。


「あのぉ、フジサキで合ってます……?」

「聞き返さないで!!」


 相談があるっていうから確認してるのに、何でアタシが怒鳴られなくちゃならないんだ。

 ……とは言いつつも……。

 アイネは一人あたふたし始めている。こんな取り乱すアイネを見るのは、初めてだった。

 顔が林檎かトマトみたいだ。





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