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「フランツさん! やめてください!」
とにかくフランツさんを止めなきゃ!
そう思って間に入ってフランツさんを見上げる。フランツさんはギョッとしたような顔をした。
すると背後のフジサキが、そっとアタシの肩に手を載せた。
「マスター。以前にも申し上げました。私の役目はマスターをお守りする事です。それが私の存在意義でございます」
「フジサキ……」
振り返って見上げたが……視線は合わない。
フジサキは真っすぐ、フランツさんを見つめている。
フランツさんは
「守る、ね……」
と鼻で笑ったが、それ以上は何も言わなかった。
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