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ちょっとトンデモナイ考えが脳裏に浮かぶ。
「ひょっとして……アタシ達、天国に来ちゃったとか!?」
「それは、『天国のような場所』という意味でございますか?」
「違うよ。本当のてんご……」
アタシが力説しようとすると、フジサキがふぅーっと深い溜息をついて首を横に振っている。
何だその、現場に行かなくても推理できますよ執事みたいなリアクションは。
アタシはお嬢様刑事みたく「クビよ、クビクビ~!」なんて叫ばないからな。
「それはさすがに途方もないことでございます。現在の状況、環境、マスターのご様子、いずれの観点から検索しても、その結果は得られません。まさに見当違いと言わざるを得な……」
「あー、もう! わかったって!」
「……」
こっちだってそんなに本気で言った訳じゃねーってんだ。
もう……融通が効かないな……。
いや、機械にノリツッコミをしろという方が無謀か……。
はぁ……。
★チヒロの【 Mental 】は、【 1pt 減少 】しました。
★フジサキの【 Physical 】は、【 1pt 減少 】しました。
さて……。
ここが天国じゃないとして、だ。
じゃあ、一体……。
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