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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第4章 アタシと、コルデア家
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4-≪ 211 ≫

≪ 211 ≫


「ふむ、何だそうだったのか。奇妙なことになったものだな!」


 ロバートさんはそう言うと、ワハハと豪快に笑った。

 その笑顔は、びっくりするぐらい優しそうだった。

 縮こまって固くなっていた肩や背中から、ゆっくりと力が抜けていくのを感じた。


「えーと……チヒロと言ったか」

「あ、は、はい!」

「スパイかどうか……その最終的な判断を下すのは、私ではない。それまではこの屋敷にて、フランツやウィルソン達の監視下に置かれる事になるが……なに、手荒に扱うつもりは毛頭ない。エリックの書簡には『異世界人』と書かれていたな? 私はそちらの方が気になっている。後で話を聞くとしよう。そもそもこのフランツが信用して連れてきたのだから、どのみちスパイなどではないのだろう?」

「スパイではないです。あの……信じて頂けるんですか?」


 そう聞くと、ロバートさんは片方の目で笑うと『うむ』と力強く頷いてくれた。

 フランツさんの言うとおり、ロバートさんは強面だが気さくな人だった。

 気さくと言うより、情に厚い優しい人と言った方が正しいのかもしれない。





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