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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第4章 アタシと、コルデア家
631/777

4-≪ 205 ≫

≪ 205 ≫


 庭を横切る途中で、フランツさんにお父様について質問してみた。

 フランツさんのお父様、一体どんな人なのか?


「父さんは若くして王宮近衛兵団の団長の座に就いたんだ。国王からの信頼も篤い、マルトゥス一優秀な騎士だよ。重役を担ってるけど、気さくな人だから安心してくれ」

「ふぅん。と言う事は、フランツさんはお父さん似なんですね?」


 父親の事を自慢げに話すフランツさんを見ていると、微笑ましかった。

 アタシの言葉に照れながら頭を掻いていたフランツさんは、急に自信なさ気な顔つきになってふぅっと溜め息を付いた。


「よく言われるけど、僕なんてまだまだ。父さんはおろか、アイネにすら稽古で勝てないからね」

「えぇ? アイネお嬢様って、そんなに強いんですか?」

「あぁ。どうやらアイネには武芸の才能があるらしくてね。剣や槍を握り始めたのは5歳の時でエリックや父さんが剣術を教えたんだけど、そのかいあってかメキメキ強くなっていったよ」

「フランツさんはレトリバー隊長やお父様に剣術を習わなかったんですか?」

「習うには習ったけど、僕は12歳の時に軍事訓練や騎士としての作法を学ぶためにウェンデール王城の寄宿舎に入ったんだ。その間、アイネはエリックと父さんからマンツーマンで稽古をつけて貰ってたからね。その差が出てるんじゃないかな?」


 妹に勝てないなんて、情けないよね。と呟くフランツさんの背中が寂しく見えた。

 人気講師による集中型個別指導の強みですね。

 フランツさんも十分、優秀だと思うけど、上には上がいたってことだ。

 それがたまたま自分の妹だったのだから仕方がない。

 まぁ、なんだ……頑張ってね、お兄ちゃん!



★チヒロの【 C point 】は、【 1pt 増加 】しました。





●○●CHOICE TIME!●○●


【 Key word 】の【 人間 】がありますか?


  ある   …… ≪ 38 ≫ へ進んでください。


  ない   …… ≪ 296 ≫ へ進んでください。

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