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あまりの美味しさに夢中になって頬張っていると、フランツさんがクスクスと笑うのが聞こえた。
「チヒロは美味しそうに食べるね。見ているとこっちまで食欲をそそられるよ」
「う、すいません。買ってくれたフランツさんより先に1人でパクついてて……」
周りの目も気にせず、ガッついていた自分が恥ずかしくなって俯いた。
するとフランツさんは首を横に振って、いとおしむ様な眼でアタシを見た。
「君に食べてもらいたくて買ったんだから、謝ることなんかないよ。良かったら、僕の分も食べるかい?」
いっぱい食べる女の子は好きですか?……いや、何でもないです。
フランツさんは自分の分のモスの実をアタシに差し出した。
●○●CHOICE TIME!●○●
「ありがたく貰おう」
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「どうしよう、さすがに多い気が……」
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