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き、キスしそうな……。
いや待て、落ち着けアタシ。
アタシも思春期真っ盛りだからさあ、キスに憧れたりするわけだけども……とにかく、それは置いておいて。もう何も言うまい。
ふと、背後から第三者の視線を感じた。
忘れてたけど、コイツがいたんだった。
ときめくアタシの背に、フジサキが冷めた視線を浴びせていた。
無表情がさらに無表情になっている――と言うか、もしかして怒ってる?
アタシは咳払いをして邪念を振り払う。
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