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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第4章 アタシと、コルデア家
615/777

4-≪ 189 ≫

≪ 189 ≫


 き、キスしそうな……。

 いや待て、落ち着けアタシ。

 アタシも思春期真っ盛りだからさあ、キスに憧れたりするわけだけども……とにかく、それは置いておいて。もう何も言うまい。


 ふと、背後から第三者の視線を感じた。

 忘れてたけど、コイツがいたんだった。

 ときめくアタシの背に、フジサキが冷めた視線を浴びせていた。

 無表情がさらに無表情になっている――と言うか、もしかして怒ってる?

 アタシは咳払いをして邪念を振り払う。





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