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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第4章 アタシと、コルデア家
587/777

4-≪ 161 ≫

≪ 161 ≫


 ふ……フジサキっ!! 助けて!!


 槍の刃を凝視したまま、左手をバタバタした。馴染みのある布の感触……思わずギュッと握る。

 しかし……それに対するフジサキの反応は、皆無だったけど。


 ひいぃぃ……。何なんだ。


 いつザクッとやられるのか怖くて、刃先から目が逸らせない。

 それでもどうにか勇気を振り絞り、視線だけで槍の刃が伸びている元を辿った。


 長いテーブルの上に――隙の無い構えで槍を持ち、冷気を帯びた鋭い視線でアタシを睨む、1人の少女が立っていた。

 飾り気のないダークブラウンの流れる様な美しい長髪に、サファイアの様に青く澄んだ瞳。

 歳はアタシと同じか、少し下くらいだろう。

 フランツさんと同様、容姿端麗の美少女だった。





 このまま、≪ 71 ≫ へ進んでください。

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