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すると、フランツさんがいきなりアタシの手を取ってその上に自分の持っていた果実を置いた。
紳士的な彼にしては大胆なその行動に驚いて見上げると、フランツさんはちょっと不機嫌そうに口をへの字にしていた。
「チヒロ、僕の分も受け取ってくれるよね?」
有無を言わさない迫力があった。
その気迫に黙り込むアタシを余所に、フランツさんはフジサキを軽く睨む。
場の空気が一気に重たくなった気がする。
●○●CHOICE TIME!●○●
「えーと……ありがとう、ございます……」
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「わーい、アタシ食いしん坊だから、たくさん貰えて嬉しいな」
…… ≪ 183 ≫ へ進んでください。




