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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第4章 アタシと、コルデア家
573/777

4-≪ 147 ≫

≪ 147 ≫    ~ 3rd Scene Start ~


 頭上にそびえ立つ名前も知らない樹木が真昼の直射日光を遮る。

 吹き抜けるそよ風がアタシの頬を撫でる。

 そんな穏やかな陽気と反対に、広場の空気はひどく重々しかった。

 

 ちょうかく、チョーカク……それとも、蝶核? いや、聴覚かもしれない。

 待てよ? あの子供は頭に長い木の枝を括りつけていた。

 つまり、頭から角が生えている人間に似た種族ってこと?

 漢字を当てるなら『長角』が正しいのかもしれない。

 それにしても人を模した悪魔、畏怖の象徴ときたもんだ。

 グラン・パナゲアには、そんな恐ろしい種族がいるのか。

 会話のネタに困って、半分冗談のつもりで言ったのに、こんなガチめの展開は予想してなかった。

 押し黙ってしまったフランツさんの真横で、フジサキと顔を見合わせる。





●○●CHOICE TIME!●○●


「長角族について想像してみる」

       …… ≪ 31 ≫ へ進んでください。


「長角族についてフジサキに聞いてみる」

       …… ≪ 246 ≫ へ進んでください。

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