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「はぁ? アイネお嬢様に呼び出しを食らったぁ? 何だよ、相談ってそんなことかよ」
広くて薄暗い、書物が所狭しと並んだ棚が多数置かれたコルデア家の書庫。
紙とインクの独特な香りが充満する中、アタシ達4人はヒソヒソと声を忍ばせていた。
書庫に着いたアタシ達は、手分けして書庫を隅々まで手早く掃除すると入り口から死角になる位置を探して床に円陣を組んで座った。
相談の内容である『アイネから突然、部屋に来るようにと言われた』と3人に告げると、まず胡坐をかいて座っていたハル先輩が『何だ、つまんねえの』と余計な一言を付け足しながら、鼻の頭の傷跡を掻いた。
「開口一番に相談に乗るって言ったのは何処の誰だよ。ちゃんと最後まで聞いてやれよ、ハル。確かチヒロは、アイネお嬢様に毛嫌いされてるんだったよね? そんなアイネお嬢様が自室にチヒロを呼びつけるなんて、おかしな話かもしれない」
立ち膝をついて座るマルコ先輩が顎に手を当てて唸った。
いきなり興味を失ったハル先輩と違って、マルコ先輩は真剣に考えてくれているみたいだ。
●○●CHOICE TIME!●○●
「こうなったらマルコ先輩を頼る」
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「ハル先輩に自分の気持ちを訴える」
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